なかがみ地域包括センター新築工事「杭工事/HiFB工法」 – 株式会社東恩納組

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2020年11月30日建築部

なかがみ地域包括センター新築工事「杭工事/HiFB工法」

皆さんこんにちは。建築部の小浜です。

 

今回、私が投稿する内容は「杭工事/HiFB工法」についてです。

杭工事とは、建築物を支える杭を打ち込むための工事です。

建築物をしっかり支えるためには、支持地盤と呼ばれる深さまで杭を届かせる必要があります。
支持地盤というのは、建築物の重量が杭や基礎を通じて伝わり、それを支えることが可能な地盤のことを指します。

※どの深さのどんな地盤が支持地盤となるのかは、建築物を建てる場所や建設する建築物の規模・重量などによって変動します。

 

只今、私が配属されているなかがみ現場でも杭工事を行っています。

杭工事は、大きく分けて「場所打ちコンクリート杭工事」「既成コンクリート杭工事」の2つに分けられます。
今回は、現場で採用している「既成コンクリート杭工事」の中の「HiFB工法」について説明していきたいと思います。

 

HiFB工法とは

High Friction Strong Bearing Method の略で、どういう工法かというと高支持力プレボーリング拡大根固め工法です。

 

特徴

1.大きな周面摩擦力
2.先端粘土質地盤への対応
3.安価な設計
4.特殊形状の杭を使用しない

 

適合条件

杭先端地盤種別:砂質地盤、磯質地盤、粘土質地盤
杭径     :φ300~1,200
最大施工深さ :砂質地盤63m、磯質地盤66m、粘土質地盤69m

 

施工方法

ここで大事なことが管理になります。

杭は、地面の中に施工するため、建物が完成すると目には見えなくなる部分となりますが、その建物が存在する間、その機能が損なわれないように支え続ける重要な役目があります。

見えないからこそ、施工の段階をしっかりと管理し、建物とそれを使う人達の安全と生活を守るために、より良いものを施工していこうと思います。

 

今回はここまでとさせて頂きます。

以上、建築部の小浜でした。

 

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