なかがみ地域包括センター新築工事より
皆さんこんにちは。建築部、入社1年目の東江(あがりえ)です。
連日、暑い日が続いています。最高気温が33度を超える日も少なくありません。
当現場では熱中症対策として、テントや扇風機の設置、麦わら帽子の着用、塩飴の配布などを行っております。
また、最近は新型コロナの感染者が沖縄では連日50名を超え、他人事ではなくなってきています。
一日でも早く第二波の収束を迎えられる様、感染対策もしっかり行っていきましょう。
今回、私が投稿する内容は建築現場などでよく耳にする「捨てコン」について私が知っている限りで分かりやすく説明していきたいと思います。
まず、「捨てコン」は「捨てコンクリート」の略です。
「捨てコン」を打つ目的の一つは、作業性の向上です。
「捨てコン」を打つことで作業箇所が平滑化します。
基礎や底盤などの配筋をする時スペーサーというものが必要ですが、「捨てコン」を打たなければスペーサーは鉄筋の重みで地面に沈んでしまい綺麗に配置する事もできないでしょう。
二つ目の目的は墨出し作業を行う為です。
建築物は「基礎」、「一階」、「二階」という風に工事を遂行して行きます。
何もない更地で、真っ直ぐ建物を建てる為には何かしらの目印が必要です。
その目印というものが通り芯というものであり、その通り芯を「捨てコン」に書くのが墨出し作業になります。
「捨てコン」は建物の強度とは直接的な関係はありません。
簡単に言えば「捨てコン」を打たなくても建物が建つことはできます。
ですが、施工性と深く関係しており欠かす事のできない部材です。
以上のように、「捨てコン」は施工的に必要な無筋コンクリートで、配筋は全く必要なく、コンクリートの強度はFc18(18N/㎜₂)で充分です。
二度目の投稿になりますが、現場に出ての勉強になったことを記載しました。
以上、建築部の東江でした。