グレイスハイム上間新築工事 – 株式会社東恩納組

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2022年6月8日建築部

グレイスハイム上間新築工事

皆さん、こんにちは、建築部の長嶺です。
自分は、(仮称)グレイスハイム上間新築工事の現場に配属されています。
現在、グレイスハイム上間新築工事では現場内の磁気探査を行っています。
しかし最近は道路が冠水するほどの大雨が続き、現場作業が進めづらい状況にあります。

現場の隣に国場川が流れていますが、増水した時はとても冷や冷やしました。
↓大雨により増水した国場川です。

 

写真ではわかりづらいですが、水面が上昇し、すぐ横の道にも水が溢れてきていました。
そして上の写真が雨が弱まってきて水が引いたあとの国場川の状況になります。
増えた水によって沈んでいた草がなぎ倒されて川の増水の怖さを物語っています。
安全な場所にいましたが、やはり川の増水はとても怖かったです。
雨の日の水辺は大変危険ですので、雨の日には水辺には近寄らないようにしましょう。


工事現場では、雨の日には「赤土等流出防止対策」にも気を付けなければなりません。
沖縄県では、「沖縄県赤土等流出防止条例」があり、赤土等の流出により、サンゴ礁の美しい海や河川を汚濁して、そこに生息する生物たちの営みに影響を与えます。それを防ぐために条例が制定されています。
「赤土等流出防止対策」にはいくつかの方法がありますのでその一部を紹介します。

(1)発生源対策装置
赤土等の濁水は、事業行為や法面の崩壊等により出現した裸地表面(発生源)に雨水が叩きつけられることによって土壌が侵食されて発生します。そこで、裸地の表土を被覆し、雨水が直接、表土を叩かないようにすることで、土壌侵食を防止することを狙った対策が発生源対策装置になります。 また、発生源対策装置は、表土保全装置と仮表土保全装置に分かれ、それぞれ恒久的な対策、仮設的な対策になります。

(2)流出濁水対策装置
流出濁水対策装置は、事業現場外への赤土等濁水の流出防止(又は事業現場内への流入水の防止)のため、必要に応じて工区周辺等に設置する対策装置です。赤土等の濁水の移動を制御し、濁水最終処理対策装置へと導くものです。小堤工や柵工などを設けて発生してしまった濁水を外に流出させないという対策方法です。グレイスハイム上間新築工事の現場ではこの方法で対策を取りました。

(3)濁水最終処理対策装置
濁水最終処理対策装置については、沖縄県赤土等流出防止条例により、原則として沈殿池(集水面積1,000m2当たり150m3以上)の設置を義務づけています。これは、一回の降雨量150㎜を貯留し、土壌粒子を沈殿させてから清水を排水するとしたものです(自然沈殿池)。一方、十分に沈殿池の容量を確保できない場合は、ろ過・沈殿池や凝集沈殿池を設置し対策します。 濁水は、浮遊物質量200mg/ℓ以下で排出できる状態に達した時、速やかに排出し、その浮遊物資量を測定して記録しておくことが求められます。

東恩納組の企業理念は、「人につくし 自然とともに 社会のために」です。
企業理念に基づき、赤土等の流出により自然を破壊しないようにしっかりとした対策を行い工事を進めて行きます。以上 建築部の長嶺でした。

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