コンクリートあれこれ~その1~ 【成分と歴史①】 – 株式会社東恩納組

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2014年11月20日建築部

コンクリートあれこれ~その1~ 【成分と歴史①】

こんにんちわ♪
工事部のチカラです。

外はもうだいぶ寒くなってきました。
来月の今頃にはクリスマスカラーが世の中に溢れているでしょうね☆

さて前回のブログで予告しました、「コンクリートあれこれ」を今回から僕のブログで長期にわたり、掲載していきます。

今回は~その1~ということで、コンクリートの成分や歴史について触れていきたいと思います。

【コンクリートの成分】
まず初めに、コンクリートとは一般に砂(細骨材)、砂利(粗骨材)、水、セメント等(接着剤)を混ぜ合わせたものを言います。
※セメントの原料は石灰石、粘土、鉄などが含まれています。
(このセメントが水と混ざり、化学反応で硬化し、砂と砂利を結合していくのです)

ファイル 524-1.jpg
コンクリートの成分

ファイル 524-2.jpg
コンクリートが出来るまで☆
皆様がよく目にするコンクリートは「セメントコンクリート」といい、上記の内容ですが、実は他にもコンクリートには種類があるのです。
セメントの代わりにアスファルトを使用した「アスファルトコンクリート」。樹脂を使用した「プラスチックコンクリート」といったものなどがあります。
また、セメントの違いによってもコンクリートの性質は大きく変わります。(セメントによるコンクリートの性質変化は後ほど紹介いたします。)
当ブログでは、一般的によく利用されるセメントコンクリート(以後コンクリート)について掲載していきたいと思います。

【コンクリートの歴史①】
コンクリートの歴史をたどっていくと、時代は古代ローマまでさかのぼります。
当時は現代のようなセメントはまだ無かったため、石灰や火山灰、砕いた石から形成されていました。これを「ローマンコンクリート」「古代コンクリート」などと呼んだりします。
施工方法は現在と変わらず、『型枠を作り、コンクリート流し込み、空気を抜きながら締め固める』と言う方法でした。
しかし、現代のコンクリートポンプ車のような機械などは当然なかったため、何度も何度も継ぎたして、所定の高さまで積み上げていたようです。

そのころのコンクリートには鉄筋など、コンクリートをさらに強くする補強材などは入っていなく、現在のコンクリートに比べ、引っ張りに対する強度は低かったといわれています。(圧縮強度は現在と同じぐらい強かった)
ですが現在の鉄筋コンクリートとは違い、鉄筋の腐食や膨張など、コンクリートに影響する劣化要因が少なかったため、現在に至るまで長持ちしたとも言われています。
また、当時の建築様式はアーチ型やドーム型が多く、コンクリートに対する引張強度をあまり必要としなかった構造という点も長持ちの理由なのかもしれませんね☆

ローマンコンクリートの施工事例
ファイル 524-3.jpg
上:パンテオン(2代目) 118年~128年頃建設
下:コロッセオ     75年~80年頃建設
今回はここまで☆
次回もコンクリートの歴史について記事にしたいと思います。
Coming soon☆

ところで、僕の担当する「真栄里有料老人ホーム新築工事」の現場でも、11月15日に基礎コンクリートを打設しました。
ファイル 524-4.jpg
コンクリート打設状況

ファイル 524-5.jpg
型枠脱型後のコンクリート

金曜日からは土の埋戻し作業が始まります。
寒さに負けず、風邪をひかぬよう安全作業に心掛けていきます!!

以上、現場のチカラでした♪

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