コンクリートあれこれ~その17~【コンクリートの色々なお話】 – 株式会社東恩納組

STAFF BLOG

スタッフブログ

2015年11月10日建築部

コンクリートあれこれ~その17~【コンクリートの色々なお話】

こんにちわ☆
工事部のチカラです♪

本日11月10日は『エレベーターの日』となっています。
1890(明治23)年のこの日、東京・浅草の「凌雲閣」に設置された日本初の電動式エレベーターが一般公開されたことにちなんで日本エレベーター協会が1979(昭和54)年に制定いたしました。

現在のエレベーターの性能を上げたい、または新しくエレベーターを設置したいという方がいましたら、ご遠慮なく東恩納組にご相談ください。
さて今回のコンクリートあれこれは、コンクリートについていろいろなお話を記事にしていきたいと思います。
★コンクリートの重さ★
コンクリートは1㎥(1立方平方メートル:幅1m×奥行1m×高さ1m)あたり、約2,300㎏とされています。
一概に1㎥=約2,300㎏と言われても想像つかないかと思います。
たとえば65㎏の体重の人の体積を、そのままコンクリートに変えてしまうとすると・・・
体重が65㎏の人だと体積は約65ℓとなります。
1ℓ=0.001㎥となりますので、65ℓでは0.065㎥になります。
これをコンクリートの質量に変換すると、0.065㎥×2,300㎏=149.5㎏となります。
人の体積をすべてコンクリートに変えてしまうと約2.3倍の体重に膨れ上がってしまいますね。

★コンクリートは強アルカリ性★
コンクリートにはセメントが多く含まれています。
このセメントが強アルカリ性のため、コンクリートやモルタルも強アルカリ性となっています。
強アルカリ性は長時間直接肌に触れると皮膚のタンパク質が溶け、皮膚の内部までアルカリが浸透していきます。
短時間でも触れた箇所がヌルヌルとした状態になり、洗浄してもなかなか落ちません。(指紋も溶かします)
目に入ったりすると水晶体が壊れ、失明する危険性もあります。
コンクリートやモルタル、セメント類を取り扱う際は必ず手袋や保護メガネを着用してから取り扱うようにしてください。
ファイル 768-1.gif

★コンクリートの硬化時間★
コンクリートを打設し、歩けるようになるのには沖縄の夏場では約12時間後には歩けるようになります。
ですが、やはりコンクリートの強度は打設後7日程度までは満足に出ていませんので、重量物を載せたりするのはコンクリート強度を確認しながら行ったほうが良いと思われます。

★コンクリート打設(流し込み)に使用する機械★
コンクリートを目的箇所に打設するためには、コンクリートポンプ車(写真①)でミキサー車からコンクリートを受け、圧を掛け、配管を通し目的箇所まで送り、枠の中へ流し込みます。
流し込まれたコンクリートを締め固めるために、高周波バイブレーター(写真②・③)で振動を与え、コンクリート中にある空気を抜きながら締め固めます。
その時、バイブレーターだけではなく木槌も併用して枠を叩きながら空気抜きを行います。
あとは表面をきれいに仕上げるために左官屋さんがコテ(写真④)で押さえていきます。
このような流れでコンクリートは仕上がっていきます。

写真①
ファイル 768-2.png

写真②
ファイル 768-3.png

写真③
ファイル 768-4.jpg

写真④
ファイル 768-5.png
今回はここまで!!
次回もコンクリートにまつわる話を記事にしたいと思います。

以上、現場のチカラでした。