マンション大規模修繕工事での鉄部塗装について – 株式会社東恩納組

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2017年6月14日営業

マンション大規模修繕工事での鉄部塗装について

皆さんこんにちは、営業部の宇江城です。
マンション大規模修繕工事では、外壁の亀裂の処理、外壁塗装の塗替工事、屋上防水などをメインに説明を行ってきましたが、大規模修繕工事の周期としては10年から15年と言われております。
その前に、マンションなどの施設で初めに出てくるのが、鉄部の錆(サビ)です。
鉄部の錆(サビ)の処理は、5年から7年で鉄部塗装工事を行うことが一般的だとされています。 台風や潮風などで、塩害が多い沖縄県としては、さらに短い周期で対処が必要とされる物件も多数あります。
マンション等の玄関や手摺、メーターボックスや消火栓ボックスなど、ほとんどが鉄製です。 排水管や汚水管の継手金具にも鉄製が使われていることがあります。
鉄は外気にさらされると錆びてしまうため、塗装を行い保護しておりますが、月日が経つにつれ塗膜が劣化し剥がれ落ち、鉄が露出すると「水分」と「酸素」に反応し、錆(サビ)が発生します。錆(サビ)が発生した状態で放置しておくと、見た目が悪いだけでなく鉄の強度も落ちてしまいます。そのため、鉄部塗装は非常に重要な工事となります。
足場を設置しなければ施工できない場所を除き、共用廊下や駐車場などの鉄部塗装工事は、単独で5年から7年で実施することが多い工事です。

どのように工事を行うかと言いますと、まずはじめに下地処理(ケレン作業)を行います。現在の錆(サビ)や塗膜を工具などできちんと除去し、ワイヤーブラシやサンドペーパーなどで研磨し目粗しを行い、錆止めや仕上げ塗料がきちんと付着するように下地処理を行います。この作業を怠ると1年程度で錆が発生したり塗膜が剥がれてしまったりする場合があります。

ケレン作業状況

ケレン道具(マジックロン・皮スキ・ワイヤーブラシ)
ケレン作業完了 錆止め及び上塗り塗装完了


錆止め塗料にも種類があり、どの錆止め塗料を使用するか?仕上げ塗装をどの材料にするかによって、錆の発生周期に影響を及ぼしますが、一番大事なのは、下地処理(ケレン作業)です。目に見えない部分ですが下地処理をしっかり行うか、行わないかでサビの進行に影響を及ぼします。

※錆の進行状況により、錆止め塗料の種類はお客様と相談しながら決定していきますが、錆の発生が酷い場所については取替え工事が発生する場合もあります。

東恩納組では、見た目だけではなく、しっかりとした処理を行い施工することにより、建物の寿命を延ばすことに心がけています。錆の処理一つをとっても同様に、しっかりとした施工を行いお客様に満足して頂けるように心がけています。

建物の事でお困りのことがございましたらお気軽にご相談下さい。

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