建物の耐火について – 株式会社東恩納組

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2017年6月15日営業

建物の耐火について

お疲れ様です。

工事部の伊地です。

今回は、耐火について投稿したいと思います。

僕の配属している現場、農連市場A-4③地区は工事完了間際で、様々な書類をまとめている最中です。設計監理の指導の下、耐火性能を確認できる認定書や写真などを準備しています。

特に内部の資材について耐火要件の不燃材等の指示が多かったので、色々と資材承認書を集めて、提出を行いました。

僕は初めて耐火構造の仕様に関して、設計図書と建築工事監理指針を確認しながら勉強してみました。

どういった所で耐火資材を使用しているのか、耐火にする必要性など色々と紹介したいと思います。

まずこの建物は耐震構造(頑丈な柱、梁で建物自体が地震に耐えうる強度で造られている)、耐火構造(建物内部で火災が起きた際に建物の倒壊や、周囲への延焼を防ぐ造りの建物)になっており、災害や事故などで火災や倒壊することをなるべく抑える為に、また住人が避難時間と避難通路を確保できる為の耐火構造となっています。

耐火に関しては火災が起きた場合周りに延焼するのを防止する為、間仕切り壁や内装材、キッチンなど、ほとんどが準不燃・不燃材を使用しています。

特にキッチン部は火災の原因になりうる可能性が高いため、キッチンの部材、吊棚やキッチンパネル、収納部は燃えにくい部材を使用しています。


レンジフードの壁との取合いは、ケイ酸カルシウム板を張付けて熱を直接伝道しないように施工しています。


これもJISの認定を得た製品で行っています。

間仕切り壁は、強化石膏ボードを使用して耐火の性能を図っています。

しかし完全に燃えないわけではなく、火災がひどく火力も上がればやはり燃えてします。

なので石膏ボードにも二時間耐火・一時間耐火・三十分耐火と種類があります。


耐火時間が長いほど資材の値段は高価になります。

この現場では、消火器ボックスの周りにもこのボード使用しています。


消火する際、消火器が燃えては意味がありませんからね(笑)

耐火に関してはこれで終えたい思います。

重要事項としては、人が避難通路を確保できるかどうかなので、消防検査の際はこういったところが厳しく確認されます。

耐火に対して対策をしかっり行っているかも確認されます。

今回はこれで終えたいと思います。

入社3年目の伊地からでした。

ありがとうございます。

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