レイタンス
皆さんこんにちは!建築部の大城です。
現在私が配属されてい沖縄ホーメルでは基礎の工事が行われていますが今日でB工区とC工区の基礎梁コンクリート打設が完了しました!
年内にB工区耐圧盤の打設、年明けにA工区基礎梁の打設が控えているので気をぬかず安全作業で頑張っていきます!
今回はレイタンスについて調べてみました。
まず、レイタンス(laitance)とは、フレッシュコンクリート中の石灰石や微粒子、骨材の微粒子が水分とともにコンクリートの上面に上昇して堆積した脆弱な泥膜層のことをいいます。
レイタンスはコンクリートの不純物になります。特に基礎梁の打設時によく見られます。
コンクリートの表面にレイタンスが付着している状態でコンクリートを打ち継ぐとその部分が弱点となりひび割れなどの原因になります。
私たちの現場では対策としてコンクリート打設後コンクリートの表面にジョウロで(散布式)の凝結遅延剤を散布し、その後高圧洗浄機を用いて表面を洗い出す対策を行っております。
←凝結遅延剤
ほかにもレイタンス処理方法はいくつかあります。
・はつり
コンクリートが硬化した後に電動ハンマー等を用いてレイタンス層をはつり取る方法。
・ブラッシング
コンクリートが硬化した後、表面に堆積したレイタンスをワイヤーブラシなどでこすり落とす方法。
・凝結遅延剤(塗布式)
鉛直方向にコンクリートを打ち継ぐ場合、鉛直面の型枠にローラーや刷毛で塗布し、型枠脱枠後に高圧洗浄機を用いて表面を洗い出す方法。
・特殊合成樹脂エマルジョン(散布式)
打設されたコンクリート面のブリーディング水が引いた後に散布する。コンクリート表面をポリマー化しレイタンス層を非脆弱化する方法。表面を洗い出し処理することなくコンクリートを打ち継ぐことができるのでレイタンス処理に水が使用できない場所に活用されます。
これからも多くのコンクリート打設がありますがより良い建築物を建てるために細かいところまでの品質管理を心がけ頑張っていきます。
以上 入社2年目大城でした。