中小企業振興会館建設事業施設建築物新築工事より – 株式会社東恩納組

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2022年6月13日建築部

中小企業振興会館建設事業施設建築物新築工事より

皆さんこんにちは、建築部の富田です。

 

私が配属されている「中小企業振興会館建設事業施設建築物新築工事」の進捗状況をご報告します。

 

まず、5月半ば頃から作業していた鉛直探査ですが、20日に作業を完了し、23日から山留工事に入っていきました。

↑山留工事 親杭挿入状況

そして6月3日までにすべての親杭を挿入し、こちらも作業完了となっています。

↑山留工事 親杭挿入完了

現在は次の既設基礎解体工事に向け、準備を進めている状況です。

近隣の皆様にご迷惑をおかけしないよう細心の注意を払い工事を進めていきたいと思います。

 

さて、今回は「尺貫法(しゃっかんほう)」について掲載します。

 

まず尺貫法とは、長さ・面積などの単位系の一つで、日本古来の計量法のことです。

長さは「尺(しゃく)」、質量は「貫(かん)」、面積は「歩(ぶ)」または「坪(つぼ)」、体積は「升(しょう)」と定義されています。

 

1891年以前までは尺貫法が主に使用されていましたが1891年に「度量衡法」が制定され、「メートル法」が正式に認められるようになると、そこからメートル法の普及が急激に進み現在では尺貫法は廃止されてメートル法に統一されているようです。

ただ、現代でも土地の広さを表す単位として「1坪」や食パンの大きさを表す「1斤」など尺貫法の名残が残っている場合もあります。

 

※度量衡法→租税・貨幣・土地制度などの確立のため、計量に用いる長さ(度)・体積(量)・重さ(衡)の基準を定めた制度。度=距離・面積、量=体積・容積、衡=質量のことを指す。

 

続いて、尺貫法の単位と換算について紹介します。

 

面積の単位

1坪(つぼ)=3.3058㎡

1畝(せ)=30坪=99.174㎡

1反(たん)=10畝=991.74㎡

1町(ちょう)=10反=9917㎡

 

長さの単位

1厘(りん)=0.30303㎜

1分(ぶ)=10厘=3.0303㎜

1寸(すん)=10分=30.303㎜

1尺(しゃく)=10寸=30.303㎝

1丈(じょう)=10尺=3.0303m

 

距離の単位

1尺(しゃく)=30.303㎝

1間(けん、かん)=6尺=1.8182m

1町(ちょう)=60間=109.092m

1里(り)=36町=3.93㎞

 

体積の単位

1勺(しゃく)=0.018ℓ

1合(ごう)=10勺=0.18ℓ

1升(しょう)=10合=1.8039ℓ

1斗(と)=10升=18.039ℓ

1石(こく)=10斗=180.39ℓ

 

質量・重さの単位

1厘(りん)=3.75㎎

1分(ぶん)=10厘=0.375g

1匁(もんめ)=10分=3.75g

1貫(かん)=1000匁=3.75㎏

1斤(きん)=160匁=600g

 

今回はここまで。

メートル法や尺貫法以外にメジャーで使われているもので、「ヤード・ポンド法」というものもあります。こちらはアメリカなどでよく使われており、日本でもスポーツなどでよく見ると思います。気になった方は是非調べてみてください。

以上、建築部の富田でした。

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