令和3年度久茂地7号(甲辰橋)橋梁整備工事(その5)について – 株式会社東恩納組

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2021年9月21日土木部

令和3年度久茂地7号(甲辰橋)橋梁整備工事(その5)について

皆さんこんにちは。

土木部の島袋です。

今回、初ブログ投稿で何を紹介するか迷いましたが、先日受注した橋梁改修工事の「甲辰(こうしん)橋」について紹介します。

甲辰橋は、モノレール県庁前駅の西側にあった橋で1959年11月に作られたそうです。元橋は幅員が狭く十分な歩道幅員も無い事から、「安全」「安心」で快適な歩行空間の確保を図る為、橋を架け替える事となり、我が社は、右岸側の橋台及び護岸整備を行います。

取壊し前の甲辰橋(外観)

取壊し前の甲辰橋(表面)

さて、皆さんは甲辰橋の名前の由来を知っていますか?

名前の由来は、現パレット付近に、1904年(明治37年)甲辰の支枝の年に完成した甲辰尋常小学校があったそうで、その小学校に因だ名前だそうです。
しかし、1944年(昭和19年)8月に疎開船「対馬丸」に乗船した学童100人余りが犠牲となり、校舎は、この年の十・十空襲により焼失し現在まで再建されず消えてしまったのです。

「私自身この歴史は初めて知りました。工事を受注しなければ、おそらくずっと知らずじまいだったと思います。」

ここにも戦争の悲惨な姿がありました。

「パレットくもじ」地下駐車場の入口右に「甲辰尋常小学校・甲辰国民学校跡」の石碑建てられています。

 

 

 

小学校は再建されなかったのですが、甲辰小学校の名前の付いた橋工事に携わることができることはいろんな意味で気が引き締まる思いです。

現在の状況は橋梁は取り壊され工事用仮設構台が設置されています。

向かって左側が自社施工箇所です。

 

 

 

本工事を進めるにあたっては、無事故無災害で綺麗な橋を作っていきたいと思います。

清覧ありがとうございました。

土木部 島袋でした。

 

 

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