働く車 ~ポンプ車編~ Part2 – 株式会社東恩納組

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2019年8月26日建築部

働く車 ~ポンプ車編~ Part2

こんにちは!建築部 積算課の新城です!

(座間味村現場 8月7日の集会室棟RFスラブ打設状況写真)

 

前回のブログ → http://www.higashionna.co.jp/2019/07/26

前回は、コンクリートポンプ車の大まかな種類をご紹介しましたが、今回はさらに掘り下げて、各種類の細かな特徴やポンプ車を動かすうえで必要な資格までご紹介します。

 

まずは、コンクリートポンプ車のブーム車についてご紹介します。

圧送能力  30~130㎥/h 程度 (製造元によって一部違いあり)

ブーム長さ 11~52m 程度   (製造元によって一部違いあり)

前回も紹介しましたブーム車は高低差のある場所で能力を発揮します。なので敷地が狭く、高さのある建築物が多い日本には一番メジャーな車両ですね。

しかしブームが長いと、風の影響を受けやすい事や、生コンを送る際の振動で大きく揺れる等の理由でアウトリガー(支え)が必要になってしまい、結果的には車両の設置にある程度の面積が必要になってしまいます。

 

次にご紹介するのはコンクリート配管車です。

圧送能力 40~106㎥/h         (製造元によって一部違いあり)

配管長さ 水平~200m 垂直~100m (数値以上は施工不良起こす可能性あり

配管車はブーム車で届かないほど距離が離れている場合で使われ、使い方としては車両本体の後ろに専用のホースを繋ぎ、打設カ所まで伸ばすという方法になります。なので、車両自体の高さは低く狭い場所でも入っていけるので、トンネルや、上空に高圧線が通っている現場でも活躍します。

ですが、ホースが多く別の車両に積み込まなければならないことや、打設カ所の立地次第では配管が細かくなってしまうことがあり、設置にかなりの時間を要します。

 

【必要な資格】

運転免許証

クレーンと同じく操作する車両の規格に合った免許が必要です。

コンクリート圧送施工技能士

ポンプ車を設置した後に生コンを受けて打設する時に必要な資格です。

1級は7年以上2級は2年以上の実務経験が必要です。

コンクリート圧送基幹技能者

圧送施工技能士の能力に加え、コンクリート工事全般に関わることのできる資格です。

コンクリート圧送施工技能士の一級を持っていて、且つ実務経験が10年以上職長教育終了後実務経験3年以上の条件をクリアした者が講習を受けて取得することができます。

 

ちなみに、コンクリートポンプ車を使った施工料金は会社や、地域によって大きく変わる為、もし個人的にお願いしたい場合は会社に相談して見積もりを取ってもらうことをお勧めします。

 

今回は以上とさせていただきます。

建築部積算課新城でした!