圧接・破壊検査(引っ張り試験) – 株式会社東恩納組

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2016年9月15日建築部

圧接・破壊検査(引っ張り試験)

皆さんお疲れ様です。
最近台風や大雨など天気が危うい日々が続きましたが、
体調を崩したりしていませんか?毎日の健康管理と体調管理はとても
大事です。無理はせず、体に負担のない日々を過ごしていきましょう。
今回は鉄筋のガス圧接の破壊検査をテーマに投稿したいと思います。
ファイル 983-1.jpg
前回の自主検査の一部誤りがあった事大変申し訳ありませんでした。
今後ミスなどが無いよう勉学に励みたいと思います。
では、本題に入りまして、圧接の破壊検査とは一体どのような試験なのかを紹介していきたいと思います。
圧接部分の試験には破壊検査と非破壊検査の二種類があります。
破壊検査は引張り試験と言った試験を行い圧接部分の強度を検査します。
ファイル 983-2.jpg
非破壊検査は超音波深傷試験と言った超音波を用いて圧接部分の深傷を
測定試験します。
ファイル 983-3.jpg
その引張り試験の流れを説明しますと、現場で1作業班が圧接を行った箇所数で一箇所あたり3本のロット(供試体)を採取します。
ファイル 983-4.jpg
その採取した供試体を試験機械で破断するまで引っ張ります。
破断後圧接部分で破断すると不合格になります。圧接部分以外で破断し、引っ張る強さ(強度)がJIS規格で指定されておりその強度が出れば合格です。
ファイル 983-5.jpg
もし不合格があった場合、その班が行った圧接箇所を再度切断し圧接を行います。何度も圧接を行うのは問題は無いのですが、また作業時間を取られたり、その圧接職人の信頼を無くしてしまいます。ですので雨の日や風が強い日などはなるべく作業に支障が起きないように圧接の中断や養生などをして作業を行わせます。
鉄筋はコンクリート打ってしまっては見えなくなる部分ですので、鉄筋工事の管理はとても重要です。
今回はここまでにしたいと思います。
次回は非破壊検査の超音波探傷検査について投稿したいと思います。
以上伊地でした。