磁気探査 – 株式会社東恩納組

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2016年9月14日建築部

磁気探査

お疲れ様です。山城です。
しばらく現場の記事を書いていなかったので、今回は新たに着工した現場で

磁気探査の工事を行っているので、進捗具合を書きながら磁気探査について紹介したいと思います。

ファイル 982-1.jpg
「鉛直磁気探査」とは杭工事や矢板を使う土留工事など地表面から深い深度まで施工する場合に

地面に埋まってる不発弾や異常物有無を確認し、工事の安全確保の為に実施する工事です。
ファイル 982-2.jpg
写真に乗っている機械はボーリングマシンといいます。
この機械に金属製のパイプをセットし所定の深度まで削孔します。
この現場の場合は約6~7m迄削孔します。

その後、2m程の傾度計を削孔に入れ、磁気反応を読み取ります。
ファイル 982-5.jpg

この現場では感度が大・中・小の3つの針を用います。

ファイル 982-3.jpg
ファイル 982-4.jpg

測定された磁気波形を解析することで異常物の有無を確認することができます。

少し情報が古いのですが平成22年の時点で沖縄県で発見された不発弾は68万件以上あり、
年間平均で800件以上が処理されています。
ニュースでは取り上げられないですが、小さいサイズの不発弾が磁気探査にて検出される事も少なくありません。
発見された場合は自衛隊にて適切に処理されます。

磁気探査工事完了後は杭の施工を行います。次回辺りで紹介できると思いますので宜しくお願いします。
以上山城でした。
参考サイト(※1) http://jikitansakyoukai-o.com/jikitansa.html
参考サイト(※2) http://www.mod.go.jp/js/Press/press2014/press_pdf/p20140630.pdf

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