宜野湾高校校舎改築工事
皆さんこんにちは、建築部の比嘉です。
新年最初の投稿になります。県内の新型コロナウイルスの感染者は1日1000人を超えています。私が配属されている宜野湾高校校舎改築工事の現場でも、感染者の増加により安全祈願祭が延期になりました。密集している場所はできるだけ避けましょう。
今回の現場で採用されている杭の工法は場所打ちコンクリート杭のオールケーシング工法ですので、勉強したことを説明していきます。
まず、場所打ちコンクリート杭の工事の流れを簡単に説明します。
地盤を掘削→鉄筋かごの配筋、建て込み→コンクリート打設までが工事の流れです。
オールケーシング工法とは
ケーシングチューブという筒型の機械を地中に圧入し、それで孔壁を保護しながら、グラブバケットで掘削・土砂の排出を行い、できた孔にコンクリートを打設する工法です。
アースボーリングマシンの各部名称
オールケーシング工法の長所
・杭全長にケーシングを使用するので孔壁の崩壊がない。
・掘削した土砂の含水比が小さいため残土処理が比較的容易である。
オールケーシング工法の短所
・細砂層などではケーシングに働く摩擦力も大きくなり、ケーシングの揺動不能・引き抜きが困難となる場合がある。
・マシンが大型で狭隘な工事現場では作業できない場合がある。
これから実際始まる杭工事で撮った写真など経験したことをブログに載せていきます。
今回はここまでとします。
以上、建築部の比嘉でした。