工事費の構成について
皆さんこんにちは!積算課の新城です!
今回は工事費について書いていきます。
まず工事費とは、建築物を建てる際に必要になってくる総額の費用のことで、たくさんの種類の費用で構成されています。
1.直接工事費
材料費やその材料を施工する職人の人件費をまとめた工事費です。建物以外にも、外構(塀、擁壁)や敷地内の掘削、整地もこれに含まれます。
2.共通仮設費
工事を行う際に必要になってくる仮設の費用です。現場を覆う仮囲いや、足場、現場事務所等が含まれ、工事完了時には残らないものです。
3.現場管理費
工事現場の運営や施工管理をするために必要な費用です。これは現場監督が使う道具の購入費用や交通費、書類の印紙代などが含まれています。
4.一般管理費
会社の維持管理に必要な費用のことです。会社の広告費や社員の給料等が含まれた費用です。
5.設計・管理費
こちらは少し特殊で、設計も施工も一括で行う際に必要な費用です。施工のみの場合は含まれません。
また、上記の費用の
( 1. )+( 2. )=純工事費
( 純工事費 )+( 3. )=工事原価
( 工事原価 )+( 4. )+( 5. )=工事価格
となります。
ちなみに純工事費で7~8割程度で、それ以外の費用で残りの割合を占めているのがほとんどです。
※一般、現場管理費は会社の規模、現場に配置される人数によってある程度変動します。
そして、工事価格に消費税を足すことで工事費になります。テレビでも見ることのある「総工費約○○円!」の総工費と同じです。
総工費って言われると上記の1.直接工事費のイメージが強い方も多いと思いますが、実はこれだけの費用が入っているんです。
今回はここまでとさせていただきます!
積算課 新城でした!