やえせAG新築工事より
皆さんこんにちは、建築部 東江です。
夏休みに朝早くからラジオ体操を頑張っていた小学生に負けずに
現場も元気よくラジオ体操を行っていきましょ~。
それでは、私が配属されている浦添市大平の(仮)やえせAssenbleGarden新築工事から
まず、この給水設備の写真をご覧ください。
現在、天井材を張る前なのでみることができます。
左側の黒い管はよく見る(一般の方は見ないだろうか?)給水用の塩化ビニル管です。
右側の配管は給湯に使われているポリブデン管といいます。
ポリブデン管のL型継手です。
こちらは通常給湯に使われている銅管(他の現場の写真です)
色々な配管がありますが、始めてみるポリブデン管について調べてみました。
まずその特徴と用途について、
【特 徴】
1、高温状態で長時間使用しても強度の低下がほとんどない。
2、有害物質の溶出や、赤サビ・青サビの発生などによる水質汚濁がなく衛生的。
3、金属管に比べて内面が滑らかで摩擦抵抗係数が小さい。
4、軽量で取り扱いやすく、切断、接合などの施工が簡単。
5、熱伝導率が鋼管の1/250、銅管の1/1700と小さく、管内流体の保温・保冷性に優れている。
6、耐薬品性に優れている。
【用 途】
1)ビル、建物内の給水・給湯・冷暖房配管
2)戸建住宅、施設物件の床暖房配管及び給水・給湯配管
3)温泉等の引湯管
4)太陽熱集熱器からの温水配管
5)温室、ビニルハウスの暖房配管
6)豚舎、鶏舎の床暖房配管
7)降雪地域のロードヒーティング(融雪)配管
強度があり、衛生的で施工しやすく、薬品にも強い。
用途も給水配管から床暖房、道路の雪を溶かす配管などいろいろな
使い方をされているようです。
この現場は、ZEB(ゼブ)事業に採択されていて、給湯配管はポリブデン管を
使うことになっています。
ゼブとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略で、建物全体で年間の一次エネルギー
消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物」のことをいいます。
CO2削減のために、ゼブ事業がこれから増えていくかと思われます。
今後も現場で気になったもの、新しい発見等を紹介していきたいと思います。
以上 建築部 東江でした。