建物構造の種類について – 株式会社東恩納組

STAFF BLOG

スタッフブログ

2021年11月29日建築部

建物構造の種類について

こんにちわ。建築部東恩納です。

今回は、僕が現在担当している建物の構造が S造(鉄骨造)なので建物構造の種類について改めて勉強したのでお届けしたいと思います。

まず①建物構造の種類について

代表例をいくつかあげてみます。

W造(Wood)……木造
S造(Steel)…… 鉄骨造
RC造(Reinforced Concrete)…… 鉄筋コンクリート造
SRC造(Steel Reinforced Concrete)…… 鉄筋鉄骨コンクリート造
RC造やSRC造などのアルファベットは、建物を構造する材料・材質を表しています。

 

W(Wood)造/木造

W造(以下、木造)は主な構造部分に木材を用いてつくられた物件です。日本の気候や風土にマッチし、これまで多くの建物が木造でつくられてきました。現在も小規模アパートなどで採用されています。

 

S(Steel)造/鉄骨造

S造・鉄骨造(以下、S造)とは、柱や梁など骨組に鉄骨を使用した構造のこと。Sはスチールの略です。木造の柱がそのまま鉄になったものをイメージするとわかりやすいと思います。一口に鉄とは言え、人工的に強度を高めたものを使用しているのが特徴です。ここで注意したいのが、S造の中に重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類があること。アパートや建売り物件等建物構造にもこの表記がなされていることは多いと思います。
鋼材の厚みが6mm以上のものを「重量鉄骨構造」、6mm未満のものを「軽量鉄骨造」と呼び、前者は主にビルや高層マンションなど大規模建築物をつくる際に、後者は「軽量鉄骨造」は一般住宅や小規模店舗などで用いられるケースが多いです。

 

RC(Reinforced Concrete)造/鉄筋コンクリート造

Reinforced Concrete は直訳すると「補強されたコンクリート」。主に柱や梁、床・壁が鉄筋とコンクリートで構成されていて、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固めたものを指します。
特徴的なのは、2つの材料を組み合わせることでマンション建設に必要な強度を出している点。

●鉄筋……引張力(引っ張る力)には強いが、熱に弱く錆びやすい
●コンクリート……熱に強いが、引張力(引っ張る力)に弱い

熱に弱い鉄筋をコンクリートで覆い、熱から鉄筋を守って酸化を防ぎます。一方コンクリートは上から押さえつける「圧縮」に対する抵抗力はあるものの、「引張力の弱さ」が課題。これを引張力に長けた鉄筋で補強しています。鉄筋とコンクリート両者の短所をうまく補いあうことで、さまざまなメリットを生み出しています。

 

SRC(Steel Reinforced Concrete)造/鉄筋鉄骨コンクリート

SRC造は鉄骨の柱の周りに鉄筋を組み、コンクリートを打ち込んで施工した物件のこと。
大型マンションやビルなど大規模な物件の場合、SRC造の工法が多く使われています。
鉄骨を使わないRC造よりも耐久性が高い構造といえるでしょう。

説明は以上なります。またいつか各構造のメリットとデメリット等をお届け出来ればいいかなと思います。

 

最後に某不動産屋と某工務店が国内最大の木造高層建築物を計画しているそうです。

建築予定地は日本橋本町一丁目で、2023年に着工し、2025年の竣工を目指すみたいです。

賃貸オフィスビルの想定規模概要は、地上17階、高さ約70メートル、延床面積は約2万6000平方メートルで、使用する木材量は国内最大規模の1000立方メートルを超える見込みだそうです。

完成したら一度は見に行ってみたいものです(^^♪。

今年も残りわずかになってきました。去年、今年と新型コロナウィルスとの生活になりまだまだあなどれないし我慢する日々が続きますが今まで通り各々でしっかり対策を取って行けば、以前のようにマスクの要らない生活が戻って来る事を願いまた悔いを残さないように新年を迎えましょう。

良いお年を
そしてご自愛下さい。

関連記事

2024.04.25建築部
2024.04.24建築部
2024.04.23建築部