新たなる成長のために・・・9-1 – 株式会社東恩納組

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2017年6月9日営業

新たなる成長のために・・・9-1

こんにちは。建築部の具志です。

6月9日はロックの日。在り来たりですが、 「ロ(6)ック(9)」の語呂合わせだそうです。他にネッシーの日というのもあります。

建物の種類として構造的に、木造・鉄筋コンクリート造(以下RC造)・鉄骨造(以下S造)等々あり、私がたずさわっている『豊見城市新庁舎建築工事(庁舎棟)』はRC造・S造そしてPCaPC造(プレキャスト・プレストレストコンクリート)という3種類の構造体が混在した建物になります。

というわけで、今回はRC造について少し説明したいと思います。

まず、RC造のRCはなにかというと英語の(Reinforced Concrete)の略語で「補強されたコンクリート」という意味です。RCは、引っ張りに強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートが一体化して働くため高い強度が得られます。

化学的な性質の点では、鉄は空気中に暴露していると大気中の酸素と結合し酸化して錆が発生し、長い年月を経ると強度を担うべき断面積が錆により腐食し、当初の強度を保てなくなります。

しかし、コンクリートの成分に含まれるセメントが高アルカリ性であるため、鉄筋は錆が生じ難くい状態になり、RC中の鉄筋は腐食せず、要求性能を満たしつづけるのです。


 

 

 

 

大別すると、柱と梁で構成するラーメン構造と、壁面と床版など平面的な構造材で構成する壁式構造の二つがあります。

ラーメン構造は柱・梁と共にスラブ(床)・耐震壁も一体に造成されます。比較的室内空間を大きくとることができますが、一般的な工法では室内に柱や梁が張り出してしまうので、お部屋のレイアウトを考える際に少し邪魔に感じる可能性があります。


 

 

 

 

 

 

壁式構造は主に5階建て以下の中低層の住宅に用いられる構造です。床や壁などの板状の構造材を組み合わせて構成し、柱を持たない箱上の骨組みを作ります。

壁や床で構造を支えているので、後述するラーメン構造のように室内に梁や柱が出ないのが特徴です。そのため室内がすっきりしてデットスペースが少なく、家具のレイアウトもしやすくなります。

その反面、構造を壁で支えるためには室内空間にも耐力壁と呼ばれる構造壁を設ける必要があり、将来的にリフォームをして間取りを変更したいといった希望が制限される可能性があります。

また、壁式構造は壁・床・天井という「面」で外力ラーメン構造が線と点で外力を受け止めるので、負荷を分散することができ、地震にも強い構造といえます。


 

 

 

 

 

 

また、RC造は強度や耐久性のほか、遮音性能、水密性、流動性に優れた建材でありますが、一般的には鉄筋を組み型枠で囲って建設現場でコンクリートを入れるので、施工の良否が構造体の良否を決定することになるので、施工計画及び作業を慎重に行う必要があります。

私達『新生東恩納組』は常日頃、お客様のニーズに合わせた建物造りを進めていく上で施工に見合った、より良い計画及び現場作業を行うよう努めています。

今回はここまで。

 

 

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