木 – 株式会社東恩納組

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2016年2月5日建築部

お疲れ様です。山城です。
先日ですが仕事の都合で、木脇産業という工場に行って参りました。
その工場で木材の保存処理を見学してきたので今回はその紹介をしたいと思います。

木脇産業は木材の加圧処理を専門としている会社です。

建物の木材は、ベランダや基礎部分など直接外部にさらされる
部分に使用される材料には薬剤等耐朽で性を持たせています。
加圧処理はこの木材の耐朽処理方法の一種で、施工後に薬剤を
塗布する方法では表面から2~3mmまで浸透するのに対し、
加圧処理だと数センチまで浸透します。なので長期の耐久性が期待できます。
方法は、専用の釜に木材を入れて内部を乾燥状態にします。
ファイル 825-1.jpg

その後釜に薬剤を充満させ、その圧力で木材の深部まで薬剤を浸透させます。

釜から取り出した後は養生を行います。
ファイル 825-2.jpg

ファイル 825-3.jpg

この木材1束で数トンもの薬剤を吸い込み、釜から出した後でも数日間
薬剤が排出され続けます。

普段見ることのできないものなのでとても良い勉強になりました。
以上山城でした。

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