沖縄市よりお届け。No,2 – 株式会社東恩納組

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2019年10月17日建築部

沖縄市よりお届け。No,2

皆さん、こんにちは。

建築部の知名です。
私が(仮称)新中部協同病院に配属されて、1ヵ月が過ぎ2回目のブログとなります。
今回は、私が初めてみるものがありましたので、そちらの紹介をさせていただきます。

 

今回、各階のベランダや室外機置場・屋上などが改質アスファルト防水となっていて、その防水層を保護する為に押えコンクリートを打ちます。

通常ですと、鉄筋の代わりに溶接金網(ワイヤーメッシュ)などを敷きこんでコンクリートを打つのですが、この(仮称)新中部協同病院ではバルチップというものを使いました。

このバルチップというものは、合成樹脂素材で作られた繊維でコンクリートの耐久性向上・長寿命化を実現する画期的な資材として、全世界で普及が進んでいるとのことです。
実は日本では、このような事が昔から行われていました。
日本家屋の土壁がありますが、あれにもひび割れ防止の為に藁が混ぜられていますよね。あれと一緒です。

コンクリートは圧縮には強い反面、引張力には弱い素材。
地震などの外力で左右に引っ張られると、亀裂やひび割れを発生させてしまいます。
バルチップが付与する靭性は、コンクリートにしなやかさを与え、耐久性が向上。
鋼繊維とは違い錆びることがない
ので、コンクリートの劣化を抑えることができるそうです。

 

施工方法もとても簡単で、コンクリートを打込む前にアジテータ車に入れ2分間攪拌し、いつも通りに打込むだけでできます。
それにより溶接金物を敷きこむための労力や時間も無くなりました。

 

まだまだ私の知らない物や工法が、たくさんあるなと痛感しました。
これからも、少しずつでも確実に自身をスキルアップできるよう頑張ります。

季節の変わり目で、体調崩しやすくなるときですから皆様もお気をつけください。

以上、建築部の知名でした。

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