犬走りについて – 株式会社東恩納組

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2018年12月5日営業

犬走りについて

皆さんこんにちは!建築部の安里です。

12月に入ってもまだまだ昼は暑くて大変ですね。朝と昼の温度差が激しいので体調管理には気を付けて過ごしましょう。

さて、現在私が配属されている現場の(仮)町田機工那覇営業所新築工事のE棟では犬走りのコンクリート打設が完了しました。

E棟西側、北側

  

東側

犬走りとは、建物を囲うようにして作られた、道状の部分の事です。犬が通ることのできる細さで作られたことから犬走りと名前がついたそうです。

なぜ、犬走りを設けるかというと、昔の建築では、屋根に雨どい(屋根を流れる雨水を軒先に集めて、地下や下水まで導いて排水するための溝・管)がなく、雨水はそのまま地面に落ちていました。屋根から地面までは高さがあるため地面が土になっていると水がはねて壁に泥がついてしまいます。壁に泥がついてしまうと、家の景観も悪くなってしまうし木造の場合だとそれが傷みにつながってしまいます。

また、コンクリートや砂利で犬走りを施工することで、建物の周囲に雑草が生えなくなり、虫対策にも繋がります。虫は、草が茂る所に棲みつくため、建物の周囲に雑草が生えているとムカデといった害虫が家の内部に侵入しやすくなってしまいます。このように、壁が汚れたり、雑草が生えることで害虫が家に入ってくるといったことを防ぐために犬走りを設けます。

犬走りは、コンクリートでの施工が一般的ですが、最近では砂利で施工することも多くなっているようです。理由は単純で、防犯対策につながるからです。特に防犯砂利という砂利は、踏むと大きな音を立て、軽量素材を使っているため、普通の砂利より軽い・カラーバリエーションが豊富といったメリットがあるため人気のようです。

今回はここまでにしたいと思います。

以上、建築部の安里からでした。

 

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