石綿(アスベスト) – 株式会社東恩納組

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2016年6月8日建築部

石綿(アスベスト)

皆さんお疲れ様です。
工事部の伊地です。今回は僕の配属されている現場で建物の解体前に
内部から石綿(アスベスト)調査を行い。天井などから石綿が検出されたので、撤去前に色々と勉強しましたので、復習も兼ねて紹介したいと思います。
石綿とは、二種類の造岩鉱物が含まれています。
一つ目は蛇紋石。石綿物質でクリソタイル(白石棉)と言う物が含まれています。
二つ目は角閃石。石綿物質、アクチノライト・アモサイト・カミングトナイト)などがあります。
このいずれかが含有していれば石綿として扱われます。
石綿の特徴としては、
・木棉や羊毛と見違うほどしなやかで糸や布に優れる。
・引張りに強い(抗張力)
・摩擦・磨耗に強い(耐摩擦性)
・燃えないで高熱に耐える(耐熱性)
・熱や音を遮断する(断熱・防音性)
・薬品に強い(耐薬品性)
・電気を通しにくい(絶縁性)
・細菌・湿気に強い(耐腐食性)
・比表面積が大きく、他の物質との密着性に優れている。
・安価である(経済性)
と言う、他の天然鉱石や人工物質にほとんどこのようなとても優れた物
質が無く石綿は「奇跡の鉱物」として呼ばれていました。が・・・・
石綿はあるデメリットもありました。あまりにも細かい繊維が仇となり
人体に影響を及ぼすなどと言うことで、建築資材ととしてはまるっきり
見かけなくなりました。
1975年~1995年頃に建設された建物には石綿が含まれている可能性が高いです。
昭和30年代後半より輸入が増加し昭和49年に35万トンと最高ピークに達していましたが、平成に近づくにつれ減少しました。
今では石綿含有の建築資材は使用禁止にされています。

今回はこれで終えたいと思います。次回は石綿撤去方法を紹介したいと思います。
最近真夏のような暑さを迎えていますがしっかりこまめな水分補給・休憩など取り入れて相手の顔色も伺いながらしっかり体調管理を行いましょう。ではお疲れ様です。ありがとうございました。

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