脚立の適正使用 – 株式会社東恩納組

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2023年8月25日建築部

脚立の適正使用

皆さんこんにちは。
建築部玉城です。

最近はとても暑い日々が続いており外での作業にはペットボトルが手放せなくなっております。
日差しが強いこともあり水分補給をしていても倒れる恐れがありますので日陰での定期的な休憩も忘れずに行いましょう。

現場の方では足場の解体も進んでいて今までは足場があった為届いていた場所が届かない部分も出てきました。
それに伴って脚立やはしごなどの作業が増えてきましたので脚立の適正使用方法や気を付けるポイント等を再度復習していきたいと思います。

まず脚立や梯子といえば家の中で電球の交換や高い位置の収納、高い段差の上り下り等とても身近に使用されているもので大小問わず一家に1つはあるのではないでしょうか?

身近なものであり簡単に使える為に墜落や転落の可能性をあまり感じず使用している方も多いと思いますし、建築関連の動画でも適正な使用をしていないものもあったりします。

数段上っただけで大丈夫と思うかもしれませんが、その地点で倒れた時にバランスが取れず地面に衝突してしまいますし、1Mの高さでも当たり所が悪ければそのまま・・なんて事例も起こっています。

ここで主な災害発生の要因を挙げていきたいと思います。

はしごの要因

①梯子から身を乗り出しバランスを崩して梯子から墜落

②梯子の下部についている滑り止め破損による転位

③梯子昇降時に手足が滑り墜落

脚立の要因

①天板に乗りバランスを崩して墜落

②脚立にまたがって作業しバランスを崩して転落

③荷物を持って昇降した際にバランスを崩して転落

上にもあるように主に不安定な状態で作業したことにより起きており、これらは適正な使用方法・点検を行うことで回避できる災害です。

本題の脚立の適正使用・点検項目から上げていきます。

まず一番大事な事としましては高所作業になる為保護具はきちんと着用することです。
高さが2M以上になる場合は墜落制止用器具も着用しなければいけません。

設置時の注意としては安定した地面に設置すること
これが滑りやすい場所や傾斜地・凹凸の激しい不安定な場所に置いてしまうと脚立が倒れてしまいます。

次に開き止め金具を確実にロックする事

完全に開いた状態でなかったりそもそも開き止め金具を付けていない場合は急に開いた反動で脚立ごと倒れてしまいます。

作業する場所に対して正面に向くようにすること

横向きの作業になってしまうと力を入れた際に脚立が横に倒れてしまいます。

脚立の天板(一番上)を含めた上から3段目の踏ざんに乗り膝を天板などに当てた安定した状態で作業する(210cm以下は天板含めた2段目)

天板に上って作業した場合はバランスを崩しやすくそのまま頭から落ちてしまいますし、1段下の場合も両手のみの支持になるので足元が不安定となり事故と原因となります。

 

脚立を伸ばすと梯子として使用することができますがこちらも注意点があり
使用する向きは正しいか・立てかける角度・必ず二人作業で一人が下で支えなければならないとなっています。

注意するべきことは多く、覚えるのが大変な人もいるかもしれませんが使用開始前のチェックシートなども厚生労働省のホームページに掲載されていますのでそちらを活用するのもいいかもしれません。

私も正面に向いて作業する部分は忘れていましたので安全に対する部分をもう一度復習してより安全に作業を進めていけるように取り組んできたいです。

以上建築部玉城でした。