自主検査 – 株式会社東恩納組

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2016年8月22日建築部

自主検査

お疲れ様です。工事部の伊地です。
最近夏なのに雨が多い時期ですが体調の方はいかがですか?
熱中症がとても流行っています。皆さんも十分に気をつけましょう。

今回は今配属されている那覇市、松尾の共同住宅での自主検査の事
を投稿したいと思います。
自主検査とは設計管理や建築確認センターなどに検査をお願いする
前に現場を管理している僕らが事前に検査を行います。
その事を自主検査と言っています。
検査の項目としては、今回は打設前検査と言うことで配筋検査・型枠検査・清掃状況などを自主検査しました。
配筋検査では梁筋・柱筋・スラブ筋・壁筋がしっかり図面どおり配筋さ
れているかチェックし、隣り合う鉄筋の空きや定着も確認します。
検査を行う前に会長と専務が直々に現場にパトロールに来て下さい
ました。その際に鉄筋の空きについて質問されましたが勉強不足で
応える事ができませんでした。なのですぐに調べて確認しました。
鉄筋の空きで大切なのはまずは粗骨材最大寸法の1.25倍そして隣り合う鉄筋の平均径1.5倍(1.5d)また鉄筋と鉄筋の最大外径に(D)を
加えたもの、最低25mm以下と決まっています。
なぜ空きが必要かと言いますと鉄筋とコンクリートの付着による応力
の伝達が十分に行われ、コンクリートが分離しないよう鉄筋相互の
間隔に粗骨材が十分通過できる寸法となっています。
次は型枠検査、型枠ではかぶりと締め付け状況、天端レベルのチェック
を行います。
次に清掃状況を確認します。残材や鉄クズなどが無いかをチェックし
あれば再度清掃を行い確実にゴミなどが無い状態にします。
それから検査時是正箇所があれば職人に是正を行わせもう一度チェックしますそして管理、確認検査の為に是正報告書作成し提出します。
それから打設の許可をもらいます。
他にも鉄筋の圧接後の自主検査等もがあります。
コブの膨らみやコブの膨らみ長さをチェックします。
コブの膨らみは1.4d以上
膨らみ長さ1.1d以上
圧接部の芯ずれは鉄筋径の1/4となっています。
径の異なる場合は1/5です。
例としてはこのように測定します。
ファイル 963-1.jpg
ファイル 963-2.jpg
今回はこれで終えたいと思います。
次回は圧接の引張り試験について投稿します
以上伊地からでした。

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