鉄筋工事について
こんにちは建築部の池原です。
今回は、鉄筋工事について話したいと思います。
鉄筋工事とは?
鉄筋工事は建築物の構造を支える重要な工事です。
この工事では、鉄筋を加工し、組み立てて建物の骨組みを形成します。
建設の基盤となる重要な工程であり、建物の耐久性と安全性を支える大切な役割を担っています。
1,鉄筋の重要性:鉄筋は、建物や構造物の強度と安全性を確保するために欠かせない材料です。
重要性が高い理由として、以下の点があげられます。
①構造物の強度を向上させる
鉄筋はコンクリートと一緒に使われることで、構造物の引張強度を大幅に向上させる。
②耐久性の向上
鉄筋を適切に配置することで、構造物は長期間にわたって安定した性能を維持できる。
③地震や風などの外力に対する耐性
鉄筋は構造物の柔軟性を高め、地震や強風などの外力に対しても強い耐性を持つ。
鉄筋工事の主な種類
鉄筋加工組立工事と鉄筋継手工事について
1.鉄筋加工組立工事
鉄筋加工は、まず鉄筋を設計図に基ずいて必要な長さや形状に切断し、曲げる作業から始まります。
加工には特定の機械が使用され、精密な作業が求められる。
加工が完了した鉄筋は、構造物の設計に従って組み立てられます。
2.鉄筋継手工事
鉄筋継手工事は、鉄筋同士を強固に結び付け、構造物全体の耐久性を確保する役割を果たします。
a.重ね継ぎ手
鉄筋を所定の長さ重ねて結束する(細径で一般的)
b.ガス圧接継手
ガス圧接機を用いて鉄筋を加熱し、圧力をかけて接合する方法で、加熱した鉄筋が融合し、強力な継ぎ手が形成される。
c.機械式継手
特殊な機械や金具を使用して鉄筋を接合する方法で主にねじ込み式や圧着式の金具が用いられる。
d.溶接継手
電気アークを利用して鉄筋を加熱し、溶かして接合する方法で鉄筋の端部が溶け合い、強い継手を形成する。
鉄筋の種類と規格
現在の建築・土木で使う鉄筋のほとんどは異形棒鋼です。「D13」のような呼び名は直径の目安(およそ13㎜)を示し、住宅・マンションでは一般にD10~D32が使われています。
強度区分はSD295やSD345が一般的で、どの部位にどの径・度の強度を使うかは構造設計図で決まっています。
現場で気をつけたいのは、径と強度の取り違えです。同じD13でもSD295とSD345は別の材料で、外見での区別は圧延マーク(節の間の突起)で見分けます。搬入時にミルシート(鋼材検査証明書)、表示札、タグ、納品伝票等と現物のマークを照合する運用にしておくと、材料間違いの事故を防げます。
2,鉄筋とコンクリートが相性が良いとされる主な理由
①熱膨張率が近い
鉄筋とコンクリートは温度変化による伸び縮みの割合(線膨張係数)がほぼ同じで、夏冬や火災時などの温度変化でも両者の間に大きなズレや剥離が生じにくく、ひび割れや付着切れを抑えられます。
②アルカリ性による防錆効果
コンクリートは硬化直後は強いアルカリ性で、この環境下では鉄筋表面に「不動態被膜」と呼ばれる保護膜が形成され、錆びにくくなります。
②力学的な役割分担が明確
コンクリートは圧縮に強く、鉄筋は引張り強いという性質があります。鉄筋コンクリートでは、圧縮力を主に鉄筋が負担することで、単独材料より高い体力と剛性を発揮します。
鉄筋工事の流れ
①鉄筋の仕入れ、切断・加工
鋼材を扱っているメーカーから鉄筋を仕入れ、施工図に従って鉄筋を必要な長さに切断曲げ加工をしていきます。
設計図や施工図・加工帳を正しく読み取り、それに従い正確に作業作業を行います。
②現場搬入
加工した鉄筋を、実際に組み立てる順序に従ってそろえ現場へ搬入します。
現場搬入した鉄筋は枕木等に置いて保管します(地面に直置きしない)
また、雨がかかったり、崩れ落ちて曲がったり、傷がつかないようにシート等で覆い安全な場所で保管します。
③配筋作業
鉄筋を、施工図に従って組み立てていきます。
鉄筋1本1本について、構造設計図に従って配筋していきますが、きちんと水平・垂直になっているか確認しながら組立を行います。
④配筋検査
すべての配筋が終わったら、施工図・構造図通りに配筋されているか、検査にて検査項目をチェックします。
それに伴い配筋検査で問題がなかったことを証明するため、各部で写真を撮って報告書を作成します。
⑤コンクリート打設
配筋検査後、問題がなければ型枠工事へと引き継がれます。
型枠工事完了後、問題がなければコンクリート打設へという流れになります。

以上、鉄筋工事についての説明と流れについてです。













































