集合住宅の形式 – 株式会社東恩納組

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2020年10月12日建築部

集合住宅の形式

こんにちは!
建築部の新城です!

僕が配属されているライオンズマンションは全国に展開しており、地域やマンションの規模によって様々な形があります。

実はその形には名前があるんです!

今回はその形をそれぞれご紹介していきます。

その前に大事な用語について簡単に説明していきます。

・二方向避難・・・火災が起きた際に避難できる通路が2方向あることを言います。
この二方向は全く逆の位置にあるのが原則です。

・採光・・・日当たりのこと

・通風・・・風通しのこと

1.片廊下型

  

ごく一般的なアパート、マンションの形です。

全ての部屋の採光と通風が均一になりやすく、二方向避難ができます。

ですが、廊下が一本道の状態なので自分の部屋以外の部屋の前を通ることになり、プライバシーが確保しづらい形になっています。

 

2.階段室型

片廊下型のプライバシーを確保した形です。

その代わりに、エレベーターの効率が悪く、二方向避難ができなくなっています。

 

3.スキップフロア型

階段室型と片廊下型を合体させたような形です。2~3階ごとにエレベーターの停止階を設け、間の階は階段で行く形になっています。

エレベーター停止階は片廊下型の、間の階は階段室型メリット、デメリットがあります。

 

4.中廊下型

廊下の両脇に部屋を配置した形です。

面積に対し部屋が多く、たくさんの人が住めます

ですが、部屋によって採光が悪く、廊下が部屋に挟まれているため通風もあまり良くないです。

 

5.ツインコリドール型

片廊下型を向かい合わせた形で、中廊下型の欠点を改良し、建物自体の面積が大きくなった形です。

 

6.コア型・ホール型

中廊下型をさらに圧縮したような形で、より狭い敷地でも建てることが可能になり、通風、採光もより悪くなった形です。

 

他にも改良した形はあると思いますが以上の計6種類もの形が基本になっています。
1.と2.なら皆さんもよく見たことがあるんではないでしょうか。

ちなみに僕が配属されているマンションは1.の片廊下型になります。

今回は以上とさせていただきます。

皆さんの家はどの形ですか?

また、引っ越しを考えの方は立地や間取りもいいですが、アパートやマンションの形も見てみたほうがいいのかもしれませんね。

建築部 新城でした!