雨漏り阻止!屋上防水 – 株式会社東恩納組

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2018年8月2日建築部

雨漏り阻止!屋上防水

こんにちは!建築部 積算課の新城です!

今回は建物にとって身近な欠陥の1つ、「雨漏り」を防ぐ屋上防水について、種類、特徴、費用をざっと紹介していきたいと思います。

屋上防水には大きく分けて3種類ほどあります。
・塗膜防水
・シート防水
・アスファルト防水があります。

まずは塗膜防水から紹介していきます。

・塗膜防水
簡単にいえば液状の防水材を、決められた厚みまで塗る工法です。
(㈱濱建HPより引用)
液状なので、形を気にせず簡単に施工でき、既存の防水層の上からでも問題なく塗れるのでメンテナンスもしやすいです。
臭いも抑えられている物が多く、熱も発生しません。そして㎡あたり4000円~6000円と防水の中でも安価です。
ですが安価な分、耐久年数は10年程度と防水の中では短く、定期的なメンテナンスが必要です。また液状なので均一に塗るのが難しく下地に凹凸や亀裂等があると、施工はできますが目立ってしまいます。

・シート防水:
名前の通りで、シート状の防水材を敷いて接着する工法です。

(http://www.nissei-k.jp/blog/2009/08/ より引用)

耐久年数は塗膜防水よりも10年~20年と少し長く、紫外線等に対する耐久性も高いです。
値段も4000円~6000円ほどで安価になっています。
ただ、シート状なので複雑な形に合わせるのが難しく、下地もキレイに処理しないといけませんので職人さんの技術力と経験値が問われます

・アスファルト防水
まさしく道路に敷いてあるアスファルトと同じです。
アスファルトを染み込ませたシートを、溶かしたアスファルトで接着する工法です。(日精工業株式会社HPより引用)
耐久年数が15年~25年と非常に長く、防水性も非常に高いです。上に保護モルタルを打設してしまえばより長く保つことも可能です。
ですが、値段が㎡あたり6000円~8000円、場合によっては10000円を超す場合もあるほど高い工法です。また、施工の際にアスファルトを溶かすため熱や臭いが出てしまい、近隣とトラブルを起こす可能性もあります。
最近ではアスファルトを溶かさずに接着剤を用いる工法もありますので臭いの問題もだいぶ解決しつつあります。

以上の3つをまとめると以下のようになります。

・塗膜防水
耐久年数 10年程度 費用4000円~6000円
・シート防水
耐久年数 10年~20年程度 費用4000円~6000円
・アスファルト防水
耐久年数 15年~25年程度 費用6000円~8000円

また、使用する材料によって値段や耐久年数は変化します
周辺の状況や規模も考慮したうえで参考にしてください。

今回はここまでとさせていただきます。
以上 建築部 積算課  2年目 新城でした!

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