(仮称)花城クリニック新築工事 – 株式会社東恩納組

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2017年12月13日営業

(仮称)花城クリニック新築工事

こんにちは。建築部の東恩納です。

今回は、僕の配属の現場(仮称)花城クリニック新築工事の現場からお届けします。

現在、年内の最上階コンクリート打設(棟上げ)に向けて施工中です。

 

現在の現場状況(奥に見えるのがA工区)

A工区は1階部分があり、現在見えてる型枠部分が2階部分になります。

現在は、A・B工区に分けたうちのB工区の基礎埋戻しも完了しスラブ配筋を完了し隣の先に打設したA工区の2階床スラブと打ち継ぎのコンクリート打設を完了した状況です。

次工程の説明といたしまして、B工区の壁配筋をしまして、壁・柱型枠建込み・B工区の梁型枠架け・スラブ張りをしてA・B工区を一緒にした2階躯体の年内の最上階コンクリート打設(棟上げ)の流れになります。

これをふまえて、今回で下からの柱の鉄筋の主筋の立上げは最後になり、最上階の柱主筋の柱頭には打ち止りの180°フック(末端処理)が必要になります。

なので、今回は鉄筋の柱筋のフックについて書きたいと思います。

下の写真の黒丸で囲まれた部分がフック(末端処理)

花城クリニックで使用の呼び名のD25mmの鉄筋↓↓↓

※日本建築学会編「建築工事標準仕様書(JASS5)」によると

建築学会の基準では、折曲げ角度が180°の場合、一般的にD16以下は3d以上、  D19以上は4d以上となっています。それに加えて余長が4d以上が適正な鉄筋末端部の折曲げ寸法になります。

折り曲げ角度180°のD25mmです。(下の写真)

※折り曲げ加工は、冷間加工とし、折曲げ機を使用します。

したがって、D19mm以上は4d以上なので、D25mmであれば、
計算式:4×d25=D=100mmが最小直径(D=100)です。
半径では50mmですね。(上の写真)

また、余長=4d(180°の場合)以上となっているので、
計算式:4×d25=100mm以上余長が必要になります。

花城クリニック使用の鉄筋は余分に余長を10mmとり余長が110mmとなっています。

折曲げ形状寸法の計算式は

(上の最小直径D×円周率π/2+余長)=100×円周率π/2+100=257mm以上が必要になります。

これが、最小で曲げられる鉄筋の必要な長さとなります。

上記の写真の花城クリニック使用の鉄筋の写真のD25の鉄筋の寸法は、

(最小直径D×円周率π/2+余長)=100(D)×円周率π/2+110267mmとなり折曲げ寸法が妥当な鉄筋加工材となります。

長くなりましたので、今回はここまで。

まだまだ、勉強不足なので日々の努力をしっかりとして1日1日を無駄にしないように日々精進し、安心安全で良質な建築物を造っていきたいと思います。

以上入社4年目の東恩納でした。

 

 

 

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