毎日急行物流倉庫新築工事(造成)
みなさん、こんにちは。建築部の当銘です。今回は現場で施工している擁壁について簡単に書こうと思います。
まず、擁壁とは・・・土留めの一種で、壁状の構造物のことを指します。
擁壁の種類は大きく分けて4つあり、擁壁の自重によって抵抗するものや構造的に抵抗するものなど、土圧を支持する方法や構造材料の違いによって様々な形式があります。
現場で実際に施工している擁壁は、「L型擁壁」「逆T型擁壁」「もたれ式擁壁(無筋コンクリート造)」の3つになります。
・「L型擁壁」「逆T型擁壁」
この2つの擁壁は、片持ち梁式擁壁というもので、たて壁の位置によって名称が変わります。底版上の土の重量により、躯体を安定させ、たて壁と底版のそれぞれが土圧に対して片持ち梁として抵抗する構造になっています。
実際のL型擁壁の写真がこちら↓
(左)背面側 (右)前面側
背面側で一部、土の埋戻しが行われている途中です。
・「もたれ式擁壁」
たて壁が地山や裏込め土にもたれかかっている状態で、自重によって土圧に抵抗する擁壁です。重力式擁壁よりも小さく、自立せずに土圧でバランスをとって立っている擁壁で、無筋コンクリート造が一般的です。
今回はここまでとさせていただきます。
来月からは新年度ですね。初心を忘れずに、気を引き締めていきたいと思います。
以上、建築部 当銘でした。