ICT施工について
皆さまこんにちは。
土木部の玉城です。
今回の記事は「ICT施工」についてお話しさせていただきます。
建設業界では近年よく「ICT施工」という言葉をよく耳にします。
そもそもICTとは「Information and Communication Technology」を略した言葉で、日本語では「情報通信技術」を意味します。
建設工事での施工でICTを利用することで電子情報を活用し、高効率かつ高精度な施工を行い、さらに得られた電子情報を他の工程でも利用することで、生産工程全体の品質向上や生産性向上を図ります。
建設工事の調査、設計、施工、監督、検査、維持管理という生産工程において、ICT(情報通信技術)を使って各工程から得られる電子情報を活用して高効率・高精度の施工を行い、そして施工工程で得られた電子情報を他の工程に使うことで、生産工程全体の生産性の向上や品質の確保等を図るシステムです。
前回の記事でもご説明させて頂いた東京でのジャパンビルド「建築の先端技術展」に参加し、小型重機のICT化が進んでおり非常に興味深いものでしたので説明していきたいと思います。
下記の写真に写っている青いバックホウは「杭ナビショベル」と言い、トプコン製のトータルステーション杭ナビをマシンガイダンスシステムのセンサーとして利用するICT建機システムです。
バックホウにトータルステーションが搭載されているイメージで、施工時はタブレットを確認しながら法面の整形や掘削高、盛土高など作業半径などを確認していきますので丁張の設置が必要なくなり、手待ち作業がなく、施工性が向上します。
システムの構成図は下記となります。
ICT施工は国土交通省が推奨しており、ICT建設機械がこれからどんどん普及していきますので街中で見かけることが増えてくると思うので楽しみです。
最後までご清覧頂きありがとうございました。