JAおきなわ東風平支店園芸資材センター
こんにちは。建築部の東恩納です。
今回は僕の配属の現場『JAおきなわ東風平支店園芸資材センター新築工事』の現場からお届けしたいと思います。
現在、現場は仕上げ工事の真っ只中です。
今回は、数ある仕上げ工事の中から「軽天工事」を紹介したいと思います。
下地工事の為、完成後には目に見えない部分の工事になります。
軽天と呼ばれる理由は「軽鉄材」という部材を使用しており、鉄板の厚みが0.5mmの薄くて軽いもので天井や壁をつくるからと言われています。また、軽天材料のことを、LGSと呼ぶ場合もあります。
LGSとは「 Light gauge steel (ライトゲージスチール)」の略で軽量鉄骨造を意味します。
軽天工事というのは、壁や天井の下地を作る骨組みということで、昭和50年頃から普及した工事と言われていて、それまでは大工さんが木材で同じような工事をしていました。
・消防の防火検査を厳密に行うこと
・木材より軽天工事の方が早い
・木材より安価で工事ができる
などの理由が、軽天工事が広まった要因になっています。
軽鉄は凹の形をしていて、これらを組み合わせながら組み立てていきます。
鉄で出来ているので店舗を区切る時にも使用します。湿気にも強く、加工性に優れているのもメリットです。
木材ではないので、シロアリなどの害虫のリスクも減少します。
軽天を組み終わったら「プラスタ―ボード」をはっていきます。
プラスタ―ボードとは石膏でできている材料で、このボードの上にクロス(壁紙)や塗装を行います。
この下地が悪いと壁紙が浮いてしまうので大切な材料です。
いかがでしたでしょうか。普段は一般の人が目にすることがない下地の工事ですが、伝わりましたでしょうか。
見た目がいくらオシャレでも、下地をきちんとしていないと台無しになってしまいますので、こういった施工を大切にしていきたいと感じています。
台風の影響で工事に多少、影響がでましたが怯まず現場を進めて行きたいと思います。
『安心・安全な建物』を造る為にも日々成長して行きたいと思います。
以上入社4年目の東恩納でした。