VOC(揮発性有機化合物)とは?
こんにちは!
建築物の知念です!
今回は自分がブログの方を掲載します!
よろしくお願いします。
今回は、VOC測定というものについて紹介したいと思います.
まずVOCとは、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称で、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルな
どが代表的な物質です。製品から見て直感的には、「有機溶剤」と考えておけば良いでしょう。大気中の光化学反応により、光化学スモッグを引き起こす原因物質の1つとされています。
常温常圧で大気中に容易に揮発するため、環境中へ放出されると人体に悪影響(シックハウス症候群)を及ぼします。
シックハウス症候群
・新築あるいは改築したばかりの家やマンションに入居したとき、あるいは新しく家具を購入してしばらくした頃に、不眠・喉の痛み・目の痒みなどを訴える症状を称してシックハウス症候群といいます。これは、住宅の壁や床あるいは家具に使用されている塗料・接着剤などから、ホルムアルデヒドが放散することにより目や喉を刺激する原因となっていたり、建材・塗料・防虫剤に含まれるトルエンやキシレン、可塑剤などの揮発性有機化合物(VOC)などが原因になっていると考えられており、化学物質過敏症の一種とされています。
また、新品の自動車でも新車のにおいによって同様の症状が報告されており、シックカー症候群としてマスメディア等で取り上げられています。
対策
原因となる物質を減らすためには、充分な換気や建築材料等の制限が必要です。
最近では、VOC放散量の低い建材や接着剤・塗料が開発・発売されています。
換気設備が設置されている場合にはそれを運転しておくことが望ましいです。
VOCの測定方法には2種類あります
一つ目がアクティブ法になります
・アクティブ法はポンプで30分間空気を吸引し、1か所につき二重に測定(同時に2検体採取)します。
測定の流れ
- 前日の夕方から測定対象室を30分間換気しその後、扉・窓を閉める。
- 測定対象室を(5時間以上)閉鎖します(この時部屋には立入禁止)
- 測定開始。1か所あたりの測定時間は30分間
二つ目がパッシブ法になります
・パッシブ法は、室内に8時間~24時間採取器具を設置して長時間の間測定します。
測定の流れ
- 前日の夕方から測定対象室を30分間換気しその後、扉・窓を閉める。
- 測定対象室を(5時間以上)閉鎖します(この時部屋には立入禁止)
- 測定対象室に測定器具を設置し、8時間~24時間後に器具を回収
ちなみに自分が配属されている粟国村新庁舎新築工事で行ったVOC測定はパッシブ法を行いました。
24時間後に器具を回収しました。
粟国島での工事の方も、あと少しで終わります!
最後まで気を抜かずに最後まで頑張ります。
今回は以上となります。ありがとうございました。