シーサーと石敢當(イシガントウ) – 株式会社東恩納組

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2015年6月3日営業

シーサーと石敢當(イシガントウ)

みなさんこんにちは、営業部の宇江城です。
以前に、シビランカ(紫微鑾駕)について掲載しましたが、いろいろ調べている際に、沖縄独特のものがいくつかありましたのでご紹介いたします。

シーサー(獅子)

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シーサーとは、沖縄では魔除けとして建物の門扉の上や、屋根の上に設置されている、獅子の置物です。
家や人に災いをもたらす悪霊を追い払うために、魔除けとして屋根の上に設置される事が多くなっています。
シーサーは、古代オリエントに起源を持つといわれているそうです。
獅子(ライオン)が原型とされており、シルクロードを通り14世紀~15世紀頃に中国より沖縄(琉球)に伝わったとされています。
現在でも「除災招福」を願って建物に設置されています。
今では、沖縄を代表するシンボルになっています。

石敢當(イシガントウ)

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石敢當とは、沖縄では魔物は直進する性質があるとされ、丁字路や三叉路などに突き当たると、魔物が入ってきてしまうと信じられ、丁字路や三叉路などの突き当たりに、「石敢當」を設け魔物の浸入を防ぐ魔除けとして設置しています。
東恩納組も丁字路の突き当たりに営業本部があるため、門の隣に「石敢當」を設置しています。

このように、沖縄には様々な文化や言い伝えが残っています。
先人の残してきた素晴らしい風習・文化を次世代に残していく事も、建築に関わるものとして大事なことだと思いこの記事を掲載しました。
新しい建物を建築するだけが仕事ではなく、建物と同時に文化を残していく事も建築に関わるものとして、大きな役割だと思いました。
これからも、東恩納組では素晴らしい建物を残していく事を常に考え、リノベーション・リフォーム工事を行って参りますので、お気軽にご相談ください。