施工計画書について
皆さんこんにちは!建築部の新垣(元)です。
今回のブログは、施工計画書について書いていきたいと思います。
まず施工計画書とは、施工手順や工程などの工事計画や進捗管理、安全管理の方法などをまとめた書類になります。
設備工事や電気工事、土木工事など、すべての建設工事において施工計画書は必須の書類です。
一般的に施工計画書は施工業者の担当責任者が作成し、実際に工事を担う業者が作成することで、改善点や修正点が把握しやすくなります。
施工計画書を作成する上で大事なポイントが3つあります。
まず一つ目は、「5W1H」を意識するという事です。
「5W1H」を意識する事で何が良くなるか、それは施工計画書を作成する上で最も重要な手戻りを防ぐ事が出来ます。
内容に不備があるとやり直しに手間取り、時間がかかれば、関係者に迷惑がかかることもあります。
そのような手戻りを防ぐ為に、すべての工程でしっかり「5W1H」を意識し、日頃から明確に施工計画書を作成する事が、工事を行う際にとても
重要になってきます。
二つ目に現場作業員の負担を考えるという事です。
質の高い施工計画書を作成するためには、安全管理や交通管理に力を入れることも必要です。
しかし、内容にこだわりすぎて作業量が増えると、現場作業員の負担になりますので、「進捗とのバランス」を意識する事が大切です。
三つ目は評価の基準を理解するです。
工事完了後の評価は、施工計画書の内容をもとに行われ、実際の工事の質が施工計画書の内容より低いと、高い評価を受けることが出来ません。
つまり、施工計画書の作成には質の高さだけではなく、「実現性」を意識するという事が必要だといわれています。
施工計画書について簡単にお伝えしましたが、施工計画書は今では建築業界だけでなく、製造業やインフラ整備など多岐にわたる分野で
活用されているそうです。
今回はここまで、以上建築部新垣でした。