軍用地について
おはようございます。不動産事業部の高良です。梅雨も明け、夏日が続いていますが皆様体調いかがでしょうか。私はバイクツーリングが趣味なのですが、あまりの暑さにほとんどバイクを出しておりません。夏バテしない様ゴーヤー食べて真夏を元気に乗り切りたいと思います。
さて、今回の話題は軍用地の件について書いていきます。
毎年8月は軍用地を所有している方へ、軍用地の年地料が支払われる時期です。7月末に各地主会から「土地賃借料算定調書及び土地明細書」が届き今年の地料と振込日が通知されます。軍用地は以前から相続対策として購入する方がいましたが、ここ数年は投資物件として県内外の方が購入する様になり、一気に取引価格が上昇しました。
軍用地が投資対象とされる主な理由は
- 毎年安定した収入
- 年間地料が1%程度上昇(施設による)
- 比較的現金化しやすい
- 軍用地ローンなど融資が受けられる
- 相続対策になる
参考資料A
参考資料B
などでしょうか。
特に①については通常の不動産物件(賃貸アパート、貸店舗など)は必ず空き期間がありますし、修繕などの維持費もかかります。それを考えると非常に優秀と言えると思います。
ただ、軍用地を購入する場合に現時点では利回りが1%を切る物件が多いので借入をして購入するケースは少なく、弊社でもほとんどの場合現金での購入となっており購入層はご年配の方が多い印象です。
色々と軍用地のメリットについてお話しましたがデメリットもあります。
地料にもよりますが、所得税・住民税が高くなるケースがあります。不動産収入ですので会社員の場合「給与収入+軍用地収入」で所得計算されます。
賃貸アパートの場合も同じ考えですが、賃貸アパートは建物本体と設備の減価償却費計上、固定資産税、借入金利息などが経費計上出来るため物件にもよりますが、税金は給与収入時とほとんど変化ないか、税金が下がる事になります。
一方、軍用地は経費計上が固定資産税だけですので、所得税・住民税に大きく影響が出ます。
安定の軍用地か税金対策も見据えた賃貸事業か?など色々と選択肢がありご自身の状況に合わせて不動産物件の組み合わせを変える事も良いのかもしれません。
今回の軍用地の話は以上です。今後も皆様に有益な情報をお届け出来ればと考えております。ありがとうございました。