「耐火被覆」
皆さん、こんにちは。 建築部の小浜です。
今回、投稿する内容は「耐火被覆」についてです。
「耐火被覆」とは、鉄骨造の構造部材(柱や梁など)を、耐火性や断熱性の高い材料を使用して被覆する工法のことです。
鉄筋コンクリートは、躯体自身が耐火構造ですが、鉄骨は耐火構造ではないので、耐火被覆が必要です。
※建築基準法上、鉄骨造は一定基準の耐火被覆を行うことにより耐火構造とみなされます。
目的としては、火災時の熱により、鉄骨造の耐力は低下し
強度がなくなりますので、建物が倒壊してしまいます。
この、火災時の「建物の倒壊を防止」する目的があります。
耐火被覆にもいくつか種類がありますが、今回は、私が配属されている、なかがみ現場でも施工している「半乾式吹付けロックウール」を説明していきます。
吹付けロックウールの特徴として
ロックウールとセメントを材料としているので、軽量で、施工性に優れている。
現場吹付け施工なので、複雑な形状にも容易に適用でき、継ぎ目のない連続した被覆層が形成できる。
施工・乾燥がともに速く、高層階への圧送もできるので、工期の短縮となり経済的
施工
1. 吹付けを行う前に十分に養生を行い飛散防止に努める。
2. 支障となる浮き錆などの付着物を除去
3. 吹付け
4. 乾燥後、鋲を使い厚み確認
5. 乾燥後、サンプルを取り比重確認(0.28以上)
以上、今回はここまでとさせていただきます。
建築部の小浜でした。