【 工事現場の環境対策は、地球環境を守る第一歩 】 – 株式会社東恩納組

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2020年9月11日建築部

【 工事現場の環境対策は、地球環境を守る第一歩 】

宜野湾市宇地泊で、11階建てマンション工事の担当しています、建築部の久場です。

工事の方も2階躯体工事のコンクリート打設まで完了し、現在は3階部分の鉄筋と型枠工事を行っています。

先日の台風9号と10号の影響で、3日ほど工事も遅れていますが、計画工程表に雨天予定日も見込んでいるので、工期には影響ありませんが、台風が頻繁に接近すると心配になります。

台風と言えば、気象庁によると今年は日本近海の海水温が、熱帯並みの海水温になっていることで台風が猛烈な勢力に発達し維持したまま、日本列島に近づいていると言うことが懸念されています。

最近では、日本の九州豪雨や中国や韓国でも豪雨で川が氾濫し、その地域の方々に大変な被害をもたらしています。

これも、地球温暖化の影響かな・・・

今年の夏も、日本各地で猛暑が続き、熊谷市でも、日本最高気温を記録していますし、 世界各地やアメリカのロサンゼルスでも史上最高気温を記録しています。
また、北極圏の永久凍土も溶けだしていると、ネットに出てましたが、永久凍土が溶け出すと、二酸化炭素(CO2)メタンが放出され地球温暖化を加速させる恐れがあると載ってました。
さらに、永久凍土の氷に長年閉じ込められていた感染症を引き起こす細菌やウイルスなどが永久凍土の融解で解き放たれる恐れがあるとも載ってました。

現在、世界でも新型コロナで大変なことになっているのに、これからどんな世の中になるのだろう・・・。

CO2増加と地球温暖化の原因は、無関係と言う意見もある・・・

地球温暖化は地球の自然なサイクルだとか、都市化が原因だとか、いろいろな意見があります。
しかし、化石燃料使用による二酸化炭素の増加や、森林減少など、私たちによる 地球環境破壊は、あきらかであると言えると思います。

 

そこで、工事現場の環境対策をあらためて考えてみました。

① 自然環境対策(森林・海・水・空気・土壌など)                ② 周辺環境対策(騒音・振動・粉塵・悪臭など)
③ 職場環境対策(安全・衛生・過労・人間関係など)

ほかにも、いろいろあると思いますが、その中でも取り組んでいることは

1)今では、どの家庭でもあたりまえにやっているゴミの分別を工事現場でも取り組む

ゴミ分別は、どの家庭でもあたりまえになっていますが、もちろん工事現場でも分別しないといけません。ゴミと資源を分別する事によって資源は再利用され結果としてゴミを減らし、焼却や埋め立てを量を減らすことにつながります。家庭も工事現場もゴミを分別し資源をリサイクルすることで省エネルギー化となり地球温暖化対策につながります。

 

2)以前のブログでも紹介しました、泥水を濁水処理機で綺麗にして排水する

沖縄は海に囲まれた小さな島ですので、工事現場から赤土混じりの濁水を側溝などに流してしまうと、川を通って必ず海に流れ込み、珊瑚や生態系を死滅させてしまいます。

 

3)周辺環境対策(今回は騒音対策)

工事現場の騒音には凄く気を使わないといけません。                当工事現場周辺は、民家や保育園もあり宜野湾市の騒音規制法に基づく地域規制では、 第4種区域にあたり、昼間(AM8:00~PM17:00)で60デシベル以下となっています。

測定した日は、クレーンを使用していましたが、基準値ギリギリでした。
普段は基準値内ですが、ギリギリですので突発的に基準値を上回る騒音が出ていると思われます。
基礎工事の頃、杭頭処理時には結構大きな音が出て、急遽民家側に防音シートを張ったり現在使用しているクレーンも、国土交通省指定の低騒音、低排出ガス規制基準を満たしたクレーンを使用したりしています。

 

 

 

 

 

周辺住民の方々には、大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
今後も騒音など周辺環境には、特に気をつけて工事を進めていきますので、ご協力をお願いいたします。

今回、工事現場の環境対策の一部をブログに記載しましたが、これから仕上げ工事が始まると、塗装や防水工事の有機溶剤系の悪臭対策や左官工事で使用するセメントの洗い水による土壌汚染地下水汚染など、いろいろな環境対策を考えながら工事を進めていかないといけません。

 

他にも当現場では、カーボンオフセットにも取り組んでいます。

今回は、現場で使用する35tクレーンの排出する排気ガス(CO2)を工事期間分計算すると約8tの二酸化炭素(CO2)が排出されます。
その分をクレジットとして支払って、CO2削減事業(植樹や照明のLED化など)に充ててもらい、結果として当現場のクレーンが排出したCO2を吸収してもらおうと言う国交省や沖縄県も推奨している制度で、沖縄環境科学センターを通して取り組んでいます。

 

【 まとめ 】

以前のブログでも天体望遠鏡での月や土星、木星観測などのお話もしましたが、惑星の観測は、とても神秘的で綺麗な土星もあれば、縞模様が少し怖い木星や赤い星の火星などを観ながら、逆に天体望遠鏡で地球が観れたら、どれだけ美しい惑星なんだろう・・・。
私たちの大切な人が暮らしている星だと・・・きっと涙が込み上げてくるでしょう・・。

実際に私たちの地球は、緑にあふれ、海と、綺麗な大気に覆われた青く美しい星です。 いろんな種類の動物たちも暮らす、この美しい地球が、となりの惑星の温室効果ガスに 包まれた地獄のような金星みたいにならないように、美しい天国のような地球を後世に 引き継いでいかないといけません。                        私たちは、地球の中に居るので、ほんとの意味で天国のような美しさに気づいていないかもしれません。

今回は、工事現場の環境対策から地球規模の環境対策まで、素人ながら考えてみました。

 

【 みんな目をそらしてきた、大切なことに向き合おう 】

工事現場の小さな一歩は、地球規模の大きな一歩につながると思うので、できることから頑張って工事現場の環境対策に取り組んでいこうと思います。

以上、、建築部の久場でした。