うるま市の空の下から!!
ハイサイ!!グスヨー建築の安元です。
コロナ騒動や九州各地での大雨・・・心配ごとが絶えません。
また、我が沖縄では、強い・強い直射日光の日が、連日続いています。
体調管理には、気を付けていきたいものです。
さて、今回拓南製鐵倉庫作業所では、杭工事に取り掛かっています。
まず、設計事務所の遣り方・杭芯検査を受検しまして、
道路交通法上深夜の大型車の搬入を行い
三点支持式杭打機を二日掛けて組み上げます。
プレボーリング併用打撃工法での作業です。
それでは試験杭の打設を行いましょう。
φ350のPHC杭(遠心力成型高強度プレストレスコンクリート)を埋設する為、オーガーでの掘削です。
杭を下杭7m(A種)+中杭7m(B種)+上杭(B種)を溶接にて繋ぎます。
そして、4tの油圧式ハンマー打設を行います。
リバウンドを取りまして、支持力の計算です。
今回当現場では、φ350とφ300の杭が有ります。
長期許容支持力は、φ350で450KN、φ300で350KN以上になります。
R=F/5S+0.1・・・建築工事監理指針(平成25年度版)に有ります。
R=杭の長期推定支持力 (KN)
S=杭の最終貫入量 (m)
現場では、3.8㎜-10回打撃でのリバウンド採取の平均値=m換算0.0038m
F=ハンマーの打撃エネルギー(KJ)
油圧ハンマー使用の場合
F=2W×g×H
W=重りの質量 (t) 今回4t
g=重力加速度 =9.8(m/S2) 重力9.8
H=重りの落下高 (m) 今回4段階=0.76
F=2×4t×9.8×0.76=59.584
R=59.584/5×0.0038+0.1=500.7KN
設計長期許容支持力450KN < 500.7KN・・・OK
最終貫入量=GLから15mで支持層に1m貫入でOK
試験杭NO,1は、合格になります。
今回は、長くなりましたが、杭工事の流れを御報告させて頂きました。
それでは建築の安元でした。