うるま市の空の下から!! – 株式会社東恩納組

STAFF BLOG

スタッフブログ

2020年7月14日建築部

うるま市の空の下から!!

ハイサイ!!グスヨー建築の安元です。

コロナ騒動や九州各地での大雨・・・心配ごとが絶えません。

また、我が沖縄では、強い・強い直射日光の日が、連日続いています。

体調管理には、気を付けていきたいものです。

さて、今回拓南製鐵倉庫作業所では、杭工事に取り掛かっています。


まず、設計事務所の遣り方・杭芯検査を受検しまして、


道路交通法上深夜の大型車の搬入を行い


三点支持式杭打機を二日掛けて組み上げます。

プレボーリング併用打撃工法での作業です。

それでは試験杭の打設を行いましょう。


φ350のPHC杭(遠心力成型高強度プレストレスコンクリート)を埋設する為、オーガーでの掘削です。


杭を下杭7m(A種)+中杭7m(B種)+上杭(B種)を溶接にて繋ぎます。


そして、4tの油圧式ハンマー打設を行います。

リバウンドを取りまして、支持力の計算です。

今回当現場では、φ350とφ300の杭が有ります。

長期許容支持力は、φ350で450KN、φ300で350KN以上になります。

R=F/5S+0.1・・・建築工事監理指針(平成25年度版)に有ります。

R=杭の長期推定支持力   (KN)
S=杭の最終貫入量     (m)

現場では、3.8㎜-10回打撃でのリバウンド採取の平均値=m換算0.0038m

F=ハンマーの打撃エネルギー(KJ)

油圧ハンマー使用の場合

F=2W×g×H
W=重りの質量     (t)     今回4t
g=重力加速度  =9.8(m/S2)  重力9.8
H=重りの落下高    (m)   今回4段階=0.76

F=2×4t×9.8×0.76=59.584

R=59.584/5×0.0038+0.1=500.7KN

設計長期許容支持力450KN < 500.7KN・・・OK


最終貫入量=GLから15mで支持層に1m貫入でOK

試験杭NO,1は、合格になります。

今回は、長くなりましたが、杭工事の流れを御報告させて頂きました。

それでは建築の安元でした。