なかがみ地域包括センター新築工事より
皆さんこんにちは、建築部 富田です。
今回はアースアンカー工法について掲載したいと思います。
アースアンカー工法とは山留め工法の一種で、アンカーテンドンと呼ばれるPC鋼線を地盤に固定し、その緊張力で山留め壁などを安定させる工法です。
【施工手順】
①削孔
まずは、削孔を行います。
削孔にはパーカッションドリルという機械を使用し、安定した地盤まで孔を開けていきます。
②アンカーテンドン挿入
次に、アンカーテンドンを挿入していきます。
この時アンカーテンドンのごみの付着や損傷などに十分注意することが大切です。
③セメントミルク注入
その後、セメントミルクを注入します。
セメントミルクを注入することによって、アンカーテンドンを地盤に固定することができます。
④アンカーテンドン緊張
最後にアンカーテンドンを緊張します。
アンカーテンドンに緊張力を加え、腹起しなどの部材に定着させることで
山留め壁を安定させることができます。
以上がアースアンカー工法の施工手順となります。
【メリット】
アースアンカー工法のメリットとしては、斜面など複雑な形の敷地や切梁が設けにくい場合にも採用できること、切梁がない分工事の作業性が良いことなどが挙げられます。
ここまでアースアンカー工法について説明してきましたが、今回はここまでにしたいと思います。
以上 建築部 富田でした。