インテリアは光も大事!Pt.2
こんにちは!
建築部 新城です!
前回は光源の種類についてお話ししましたが、今回はその光源をどの部屋どのタイミングで使うべきなのか、㏐(ルーメン)とは何なのか等、もう少し深く掘り下げていこうと思います。生活において是非参考にしてみてください。
それじゃぁまずは今回のブログに重要となってくる㏐(ルーメン)から説明していきます。
㏐(ルーメン)
多分皆さんもLED照明を買う際にこの文字を見ている方が多いと思いますが、ルーメンとは光源が放つ光の量を指します。まぁ光源そのものの明るさの強さと思えばわかりやすいです。ほかにも、㏅(カンデラ)、㏓(ルクス)とかありますが、今回はあくまでも『生活において活用する』という体で説明しますので、割愛します。
ちなみに、すでに気づいている方もいるかと思いますが、市販の電球を買う際に見る明るさの基準でルーメンを使っているのはLEDだけなんです。白熱灯、蛍光灯はW(ワット)であらわされているはずです。それはなぜか、
LEDと他の電球の消費電力があまりにも違うからです。
そもそも、Wは電力の量を表しており、このWが大きければ大きいほどたくさんの電気を消費して強く光るという表記の仕方になります。なので 1W=1㏐とはなりません。
じゃぁ1Wは何㏐?答えは、
1W=約8.5㏐(電球E26口金の時)
市販のものは製品にもよりますが大体この割合になります。なので、100Wの白熱球から同じ強さのLEDと交換する際は850㏐のLEDになります。
ちなみにこの時のLEDの消費電力は約17~15w程度。(製品によって多少異なります。)
およそ6分の1程度になります。(恐ろしい程の消費電力です笑)
先ほどの割合で計算するのもいいですが、最近ではわかりやすく【〇〇W相当】と箱やネットに記載していることも増えていますので、それを参考にするのもいいと思います。
とまぁ㏐の説明は以上になります。
次は照明の選び方ですが、
光の明るさについて人それぞれの好みはあると思います。なので、JIS規格(日本産業規格)によって推奨されている数値をご紹介しますので、それを参考にしてみてください。
・階段、廊下等30~75㏐
・トイレ50~100㏐
・書斎75~150㏐
・居間150~300㏐
・キッチン200~500㏐
・読書、勉強、化粧、作業300~1000㏐
といった感じですね。これはあくまでも使う光源の基準であり、部屋の大きさによってはこれを複数もちいて使う必要が出てきますので注意です。また、わざわざこの㏐にしなくても普段は弱い光で生活し、勉強の際はスタンドライト等で手元を照らして行ったり、強めの光源を一つだけ間接照明としてもちいたり等、やり方は自由です。
ちなみに僕の家は810㏐の電球をアッパーライトの間接照明として利用しています。
こんな感じ。
12.6帖のLDKに一つ置いているんですが、隣にある6.5帖の部屋まで光が届きます。(遮蔽物で影ができるとさすがに暗いですが・・・。)
補足なんですが、間接照明は雰囲気づくりだけでなく、睡眠の質を向上させることができるらしいです。方法としては、寝る前の30分~1時間ぐらいのあいだ間接照明に切り替えて、読書等のリラックスをしてから眠ると通常のリラックスよりも高い効果が得られるのだとか。しかし長時間のリラックスは生活のメリハリが無くなってしまいますし、間接照明使用中のパソコン、スマホ、テレビは部屋の光の強さとの差が激しくなるので目が疲れやすくなり視力低下の恐れもありますので気を付けましょう。
今回で光については以上とさせていただきます。最近では色の変えられる光源や、調光機能が付いたものなどいろいろな種類が出てきていますが、しっかりと用途を確認してその部屋に合った照明を選ぶように気をつけてください。
これからも役に立つような情報を書いていきますので参考になれば幸いです。
以上、建築部 新城でした!