下地調整材について – 株式会社東恩納組

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2021年7月5日建築部

下地調整材について

皆さんこんにちは!
ライオンズ宇地泊の現場に配属されている大城です!

塗装工事の際に、まず初めにシーラーと呼ばれる下地調整材を壁に吹き付けていました。
このシーラーの役割ですが、塗料の吸い込み防止と、密着性の向上になります。

下地に塗料を直接塗ってしまうと、目に見えないほどの細い隙間、亀裂等に、塗膜を整形する樹脂成分が浸透していきます。結果、塗装ムラや光沢不足等が発生してしまいます。この現象を「塗料の吸い込み」と言います。シーラーは亀裂等に浸透し塗膜を整形し塗料の吸い込みを防止する役割があります。
また、下地面と上塗り材の密着性を高め、塗料がはがれにくくなります。

塗装工事だけでなく、他の工事でも下地調整材を使用します。
シーリング(コーキング)工事や、塗床工事はプライマーを使用していました。

【シーリング充填前のプライマー塗布状況】

【塗床前のプライマー塗布状況】

プライマーは、下塗り用塗料のことで下地と上塗り材の密着力を高めるために使用されます。
※プライマーにも種類があり、金属やプラスチック等の塗料が付着しにくい素材の場合には、専用のプライマーで処理することで塗料を付着することができます。

職人さん曰く、下地調整材の有無では塗料の食いつきが全然違うそうです。
また、下地調整材を塗布、しっかりと乾燥時間を置くのも大切だそうです。
前工程をしっかりと施工、行っていくことでいい仕上がりに繋がりますね。

少し話は変わりますが、当現場では工事はほとんど完了しています。
ついこの間は、正面玄関の植栽を照らすライトをいい感じに調整しました。

工事完了まであと少し、内覧会等もありますが、最後まで気を抜かずに行きたいと思います。
以上、ライオンズ宇地泊、大城でした!