久茂地7号(甲辰橋)橋梁整備工事(その5)より
みなさんこんにちは!建築部の当銘です。
現場が久茂地川沿いということで、久茂地川の生き物たちを観察してみました。
潮が引いているときが見つけやすかったです。
サワラかな?
調べてみましたが、正解がわかりませんでした。
干潮になると、トントンミーやカニがたくさん見られます。
驚いたのがこちら↓
ウナギらしき姿。一瞬でしたので、うまく撮れず。
手前の葉っぱにピントが合ってしまいました。
街中の川とはいえ、思っていたより生物がいたので、驚きました。
さて、本題に入りましょうか。
今回は、鋼矢板の種類についてです。
↓現在の現場の様子↓
2列の鋼矢板の間で、元々の橋台と擁壁を取り壊している段階です。
手前の鋼矢板は主に川の水を止めるため、奥の方の鋼矢板は土留のために施工しました。
この時使用した鋼矢板がⅡw型とⅢ型になります。
↓簡易的な図↓
↓鋼矢板Ⅱw型↓
↓鋼矢板Ⅲ型↓
鋼矢板(シートパイル)には軽量鋼矢板といった軽量タイプもありますが、ここでは通常の鋼矢板の種類を書いていきます。
(ちなみに軽量鋼矢板は、掘削の深さが比較的浅い場合の小規模な工事において有効です。)
鋼矢板は掘削の深さが深く、港湾や河川といった大規模な工事で使用されます。
軽量鋼矢板よりも遮水性があるので、地下水位の高い場所でも使用可能となります。
鋼矢板は3種類あるので、まず、今回私たちが使用した鋼矢板から。
●U形鋼矢板
U形鋼矢板は最も普及しているポピュラーな鋼矢板です。
断面が左右対称なので、取り扱いが簡単。
Ⅱ型<Ⅲ型<Ⅳ型というふうに強度が上がっていきます。
●ハット形鋼矢板
形状が帽子に似ていることから、ハット形と言われているようです。
特徴としては、
・900mmという大幅タイプのため、施工延長が長い場合において、使用枚数が少なくて済む。
・左右の継手が異なっていることから、同じ向きでの施工が可能。
・U形鋼矢板より強度がある。
●直線形鋼矢板
直線形鋼矢板は継手の引張強度が強く、円弧状に組み立てて使用されます。
今回は以上となります。
梅雨で毎日蒸し暑いのが苦ですが、体調に気を付け、風邪を引かないようになんとか乗り切りたいと思います。
建築部 当銘でした。