地鎮祭について(実践編) – 株式会社東恩納組

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2017年10月3日営業

地鎮祭について(実践編)

お疲れ様です。建築部の上地 透です。

早いもので、自分の「ブログ投稿担当」が廻ってきました。

今回は、前回紹介しました地鎮祭の”準備編”に続き、地鎮祭の”実践編”としての内容で勉

強していきたいと思います。

それでは、早速本題に入りますが、前回勉強しました準備する品目が揃いますと、

実践①神事会場の設営に取り掛かります。参考までに、一般的な設営レイアウトを下記に

添付します。

※設営ポイント①⇒祭壇が北側、または西側になるよに配置する。祭壇は青白幕、客席は赤白幕で囲います。敷地の中ほどに四本の青竹(斎竹=いみだけ)を立て注連縄(しめなわ)を張り、中央に祭壇を設けます。※式場の配置は定型でなく地方によって異なります。

※設営ポイント②⇒祭壇に向かって右側が上位、左側が下位。右側には施席と来賓。左側には設計、施工など工事関係者が着席します。祭壇に近い方、および正中(式場中央の通路)側が上座です。ご来賓の方が迷われないように椅子に名札の付いた背カバーを用意すると混乱を避けられます。※当日は席札を貼り付けるなどして、座席をわかりやすくしましょう!

実践②地鎮祭の式次第。参考までに、一般的な式次第を添付します。

※手水⇒関係者は式場の外で手に水をそそぎ、身を清めてから式典に臨む。

実践③地鎮祭の儀式。式次第に則り儀式を順番に説明していきます。

◎開式⇒進行役により、地鎮祭の開式を案内する。

◎修祓(しゅばつ)⇒神主が大麻(おおぬさ)により参列者を祓う。祓いを受けるときは

起立し頭を下げる。

◎降神(こうしん)の儀⇒式場へ神をお迎えする儀式。神主が降神詞(お迎えの言葉)

を奏し「ウォォ」と発声する。

◎献饌(けんせん)⇒神饌(しんせん:神々のお召し上がるもの)をお供えする儀式。

神饌は米、酒、塩、海の幸、山の幸などを言う。

◎祝詞奏上(のりとそうじょう)⇒最も厳粛かつ最重要とされる儀式で、神を敬い、

神の加護を願う。祝詞を奏上する神主とともに

参列者全員が深く頭を下げ、願いを捧げる。

◎切麻散米(きりぬささんまい)⇒敷地の四方を祓う。神主が、供えてある神酒、米、

塩、切木綿(白紙で代用することが多い)を敷地

の中央、四隅にまく。近年は祭壇前の四方を切麻

で祓うことが多い。

※敷地の中央と四隅にマースとお神酒を撒き、祓い清めます。

◎鍬入(くわいれ)の儀⇒施主、設計者、施工者にて土に鍬入れを行う。これが土地に手

を入れることになり、工事のはじまりになります。

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※「花城クリニック現場」地鎮祭での鍬入れのスナップを添付してみました。施主:花城清祥様(中央)、設計者:外間所長(右側)、施工者:喜納社長(左側)。

◎玉串奉奠(たまぐしほうてん)⇒神を敬う心を表す儀式。神主、施主、設計者、施工者の順で玉串を供える。各代表者は右手を根本の上に添え、左手で葉を下から持ち上げ玉串を神主から受け取り、玉串の根本が神前に向くように(時計回りで)供える。二礼二拍手一礼を行う。※玉串の根本の方を「本」、葉のほうを「末」と呼ぶ。ことわざの”取り違えること”を「本末転倒」の由来とされる。

◎撤饌(てっせん)⇒神饌をさげる儀式。現在では、瓶子に蓋をかぶせる所作に簡略化さ

れている。

◎昇神(しょうしん)の儀⇒お迎えした神を元の御蔵(みくら)にお帰りいただく儀式。

神主が昇神詞を奏し「ウォォ」と発声。※降神、昇神の際に

発せられる声を警蹕(けいひつ)という。

◎閉式⇒進行役により、地鎮祭の閉式を案内する。

◎神酒拝戴(しんしゅはいたい)⇒地鎮祭の儀式終了後、場所をかえて直会(なおらい)

が行われる。その際に先程神様に捧げた神酒をみんな

でいただきます。その他、直会では関係者の挨拶、祝

辞などのあと祝宴となり、手締めや万歳三唱でお開き

となる。

※「花城クリニック現場」地鎮祭での直会の様子を添付してみました。

以上、地鎮祭(実践編)をお届けしました。勉強になりましたね~

最後に、「花城クリニック現場」での直会の風景写真を添付しまして

今回はお別れとなります。

次回は10月30日にお会いしましょう!By 建築部 上地 透

 

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