宇栄原市営住宅第3期建替工事 – 株式会社東恩納組

STAFF BLOG

スタッフブログ

2014年8月22日建築部

宇栄原市営住宅第3期建替工事

おはようございます!
工事部のチカラです。

広島では大雨により、多大な被害や多くの犠牲者が出て大変なことになっていますね。
犠牲者のご冥福をお祈り申し上げます。

今も救助活動や避難活動が続く中、ひとりでも多く、早く救助されることを祈っています。

本日のブログは宇栄原市営住宅の現場からお届けいたします。

現在当現場では、層階で外壁の仕上。11階・12階で内装工事の最終仕上段階に入っております。下層階では19日のブログで記事になっていましたが、検査期間となっています。

残すところあと1ヶ月を切りました。
現場ではあちあらこちらと騒がしくなってきています。
忙しくすぎる中でも安全管理には十分に気を配っていきます。
当現場の外壁仕上げは『複層仕上塗材』と言って、数種類の材料(下塗り材、中塗り材、上塗り材等)を複層にわけて仕上げる仕様となっています。
複層仕上塗材には耐水性に優れたものや、耐火性に優れたものなどがあります。その中にもたくさんの種類があり、「エポキシ樹脂系」や「アクリル樹脂系」などなどがあります。

地域の耐候性や建物用途によって使い分けたりします。

沖縄は直射日光の影響が強く、近年では耐候性の高いものが良く使用されてきています。

当現場は複層仕上塗材Siと言って「けい酸質系複層仕上塗材(通称:シリカタイル)」です。
複層仕上塗材の手順は
①下塗り:シーラー ※上塗り材の吸い込み防止材
②中塗り:主材(基層)吹付
③ 〃 :主材(模様)吹付 ※凸凹やゆず肌など数種類の模様がある
④上塗り:仕上げ材(1回目)
⑤ 〃 :仕上げ材(2回目)
となっています。

施工前は下地部分の含水率の測定やアルカリ度(ph値)を測定します。
水分を含んでいると、塗膜が密着しなかったり、膨れが発生したりします。またアルカリ性が強いと、塗膜が変退色したり、剥離したりします。

ファイル 464-1.jpg
下地検査状況(含水率測定)

ファイル 464-2.jpg
下地検査状況(アルカリ度測定)

ファイル 464-3.jpg
下塗り材(シーラー)吹き付け状況

ファイル 464-4.jpg
中塗り材(基層)吹き付け状況

ファイル 464-5.jpg
中塗り材(模様)吹き付け状況
このあとに上塗り材を2回塗って完了となります。
この外壁の塗装作業が終われば、いよいよ仮設足場の取り外しになります。
いつもネットで覆われている建物が、やっとその姿を現す時は感動しますよ☆

以上、現場のチカラでした。

関連記事