定期借地契約について
こんにちは。
不動産事業部の上原です。
先日お盆前の墓掃除をしましたが熱中症になりかけてしまいました。
こまめな水分補給と塩分摂取は大事ですね。
皆様もお気をつけ下さい。
さて、今回は以前より気になっていて調べたことをお伝えします。
那覇の新都心周辺を車で移動していると、大型店舗が閉店して建物解体、更地になっている場所が多いなと気になっていました。
そこで簡単に調べただけでも下記の店舗が閉店していました。
ここ2~3年でこれだけのお店が閉店していました。
跡地にホテル、アパートが建築されていたり、商業施設、マンションの建設予定地となっている場所もあります。
主な原因としては『定期借地契約』の終了が考えられます。
定期借地契約とは更新が無い契約で、10年以上50年未満の期間を設定し期間満了により契約が終了します。
新都心は1987年に基地が返還され2000年初頭から開発が開始されました。
その頃に締結された定期借地契約の期間が満了したということでしょう。
定期借地(借家)契約は1992年施行された比較的新しい法律です。
従来の法律は土地でも建物でも借主が借り続けることができる権利が強い法律で、地主や家主は解約の正当事由を証明し、かつ立ち退き料を支払わなければならないなど解約のハードルがかなり高く負担を強いられていたことが背景にありました。
期間満了により契約が終了する定期借地(借家)契約は、貸主借主にとってフェアな契約と言えるのではないでしょうか。
借り続けたい場合は貸主と交渉して再契約も可能です。
すでに定期借地(借家)契約は賃貸借契約の主流になりつつあるので、今後はある一定のサイクルで街が変化していくのでしょう。
今後はこの定期借地(借家)契約をテーマにブログ記事を投稿していく予定です。
私自身も土地の貸主として定期借地契約を締結しておりますので、実体験を交えながらご紹介していければと思っています。
また、定期借地(借家)契約でお悩みのオーナー様がいらっしゃいましたらお気軽にご相談下さい。
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