新たなる成長のために・・・11-3
こんにちは。建築部の具志です。
11月24日(旧10月7日)は、オペラ記念日(日本)です。 1894年11月24日に明治以降の日本で初のオペラ上演となる、東京音楽学校(現東京芸術大学)奏楽堂でのオペラ『ファウスト』第1幕の上演に由来しているそうです。 変わったものでは、鰹節の日(日本)で「い(1)い(1)ふ(2)し(4)」の語呂合せ。食品メーカー・ヤマキが制定。
言ったもん勝ちですね。
前回では『豊見城市新庁舎建築工事(庁舎棟)』の躯体工事作業の流れについて、デッキスラブを掛けワイヤーメッシュ敷き込み迄を説明しました。今回からは、もう1つの構造体となる在来型枠工法による庇部分の作業から説明していきたいと思いましたが、その前に前々回(10月2日)に説明したPCa梁架設作業の後工程作業として、8月15日のブログで説明した、PC(プレストレストコンクリート)のポストテンション方式によるPC鋼より線の入線及び緊張作業から説明します。
⑪PC鋼より線入線(PC工事)
※PCa梁に揚重機を使用してPC鋼より線を吊り上げて挿入していきます。
※反対側ではウィンチを使用しより線を引っ張り出します。
※出てきました!
⑫PC鋼より線緊張(PC工事)
※重たいジャッキを揚重機で吊り上げ、両側に取り付けてより線を緊張します。
続いてPCa梁において緊張作業を行わない梁については、継手箇所のモルタル注入(10月2日ブログ参照)を行い梁配筋・梁型枠組みを行った後に、コンクリートを打設します。
⑬PCa梁継手部配筋・型枠組み(鉄筋・型枠工事)
※墜落・転倒事故の内容にしっかり、安全帯のフックを掛け作業を行います。安全第一!
ようやくここから、在来型枠工法による庇部分の床スラブ型枠掛けの作業に入ります。
⑭庇スラブ部分型枠掛け(型枠工事)
※慎重に、声を掛け合いながらゆっくり掛けていきます。
⑮庇スラブ部分配筋(鉄筋工事)
※丁寧に、配筋の乱れの無いように。
⑯庇スラブ部分吊り枠組み(型枠工事)
※床の段差がある箇所は型枠にて、止めます。
ここまで、多様な工種並びに工法によって作業が進められてきましたが、次回はこれまでの集大成ともいえる「コンクリート打設完了」までの説明をしたいと思います。
今回はここまで。