花城クリニック現場より11月近況報告 – 株式会社東恩納組

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2017年11月27日営業

花城クリニック現場より11月近況報告

ブログをご覧の皆さん、お久しぶりです。建築部 上地 透です。

今年も残すところあと、1カ月半を残すばかりとなり、現場に配属されている社員におきましては、工程に追われる日々をお過ごしの事と思いますが目標達成にむけてお互い頑張ってまいりましょう!

我々、花城クリニック現場におきましては、9月7日の地鎮祭後は天候にも恵まれた上、近隣の方々の工事へのご理解もあり11月末現在、予定より10日程度速めに進捗している状況であります、そして、年内の棟上げを目標に12月は更に気を引き締めていきます。

とりあえず、本日の現場全景写真をUPします。

現在は11月28日(火)のB工区基礎コン打設に向けて作業を行っています。

①土工(国際重機)⇒B工区基礎掘削(クリティカルパス)

②型枠工(一晏建設)⇒A工区2階柱壁返し枠建込み

などの作業を行ってます。

前置きが長くなり申し訳ありません。それでは、本題のブログの趣旨に移りたいと思います。今回のブログの内容ですが、前回の予告でもお知らせしたとおりガス圧接作業の「資格」・「試験」について一緒に勉強しましょう!

「①ガス圧接資格(ガス圧接技量資格者)」

上記がガス圧接の技能資格種別を表しています、資格別によって圧接可能な鉄筋の種類および鉄筋径が異なっていることが分かります。また、圧接作業に従事するガス圧接技量資格者以外の補助員は、作業に必要な知識と経験を有する者を配置しなければなりません。

一般的には圧接作業班は2名~3名を1班とし、その班の責任者はガス圧接技量資格者となります。

「②各種検査  類」

今回は一般的に行われている「ガス圧接の試験方法」として、①外観検査、②引張検査、③超音波探傷検査があり、主に外観検査について説明します。

※外観検査⇒目視による検査である。

(a)圧接部のふくらみの直径および長さ→圧接部のふくらみ直径は鉄筋径の1.4倍以上。(通常は1.4~1.6倍以上、SD490の場合は1.5倍以上)ふくらみの形状は必ずしも円形ではないので、普通直交する2方向の寸法の平均値で判別します。ふくらみの直径が確保できても、ふくらみ長さが小さく、ふくらみが極端なツボ形をしたり、焼き割れ、垂れ下がりがあるのは好ましくありません。圧接部のふくらみの長さは鉄筋径の1.1倍以上(SD490の場合は1.2倍以上) となります。

(b)圧接部の折れ曲り→圧接部の折れ曲りは、応力伝達上、また配筋の納まり上からも好ましくない。3.5°以上の折れ曲りがあった場合は、再加熱・加圧によって補正しても良いことになってます。

(c)圧接部における鉄筋中心軸の偏心量→鉄筋中心軸の偏心は、応力伝達上好ましくないので、著しい偏心は不合格と判断します。許容される偏心量は、鉄筋径の1/5までです。(径の異なる場合は細い方の径による)

(d)圧接面のずれ→圧接面がふくらみ中央からずれた位置に存在する場合を言います。これは加熱位置が両鉄筋の突き合わせ位置からずれていることを示し、この圧接面のふくらみ中央(頂部)からのずれは、鉄筋径の1/4以下でなければならない。

◎(a)~(d)の内容を図にて下記に示す。

◎外観検査状況写真を下記に示す。(専用のSYゲージ使用)

※引張検査⇒引張検査は、現場にて抜取った供試体(鉄筋)を法的試験機関で引張試験機にかけ、切断されるまで引張り、基準通りの強度をもっているかを判断する検査です。

引張り試験による抜き取り試験の試験箇所数は、1作業班が1日に施工した箇所数とし、採取数は1ロットに対して3本とします。試験片を採取した箇所は、同種の鉄筋を再圧接により継ぎ足して修正する。

◎採取した試験片の写真(径とごに3本セット)

◎引張り試験状況写真

※超音波探傷試験⇒高周波数の音波を使用して試験片の厚さ測定や内部構造の検査をする方法です。最近では超音波探傷試験器を用いた検査が飛躍的に増加しています。試験ロットの大きさを同一作業班が同一日に施工した箇所とし、その大きさは200箇所程度を標準とします。サンプリングは各試験ロットごとに30箇所のランダムサンプリングを行う。

◎超音波探傷試験写真

以上、今回はガス圧接部の検査方法について勉強してきましたが、私もいろいろ調べる事で勉強することができました。それでは、次回年末の再会まで!

By 建築部 上地 透でした。

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