新たなる成長のために・・・7
その中で主だったものをいくつか説明したいと思います。
●固結工法
土壌にセメント硬化剤を混ぜてかくはんし化学的に硬化促進を図る工法。固結工法には表層改良(浅層改良)と柱状改良(深層改良)の2種類の工法がある。
※上の写真は、表層改良の一つです。
●置換工法
軟弱な原地盤を掘削・除去し、支持力の期待できる良質土に置き換える工法。
●締め固め工法
振動ローラーやタンピングランマーで土壌を締める工法。
●脱水工法
土壌の水分を抜く工法。ウェルポイント工法・ディープウェル工法・バーチカルドレーン工法などがあります。
その他の工法として流動化処理工法(LSS工法)というのもあります。この工法は工事などで出た残土をセメントと水を混合させた『流動化処理土』(りゅうどうかしょりど)と呼ばれる土を利用し、埋め戻す工法です。記憶に残るところでは、福岡県の道路地盤沈下の際に復旧作業として行った工法です。
細かく調べれば上記以外にも色々な「地盤改良」の工法があり、地盤の状況、周辺の環境、施工時期、建物の用途及び工事に掛かる予算などから、検討され工事が進められていきます。
次回は「杭打ち」の工法についていくつか説明したいと思います。
今回はここまで。