新中部協同病院新築工事現場よりⅢ
皆さんこんにちは、建築部の仲里です。
梅雨も明け毎日暑い日が続いています、現場で作業する方々は暑さ対策には万全を期して熱中症にならないように体調管理に努めて下さい。
現場の状況写真です。
山留め工事施工状況
基礎コンクリ-トの打設状況
基礎型枠の脱型状況
今回は、現場で使用している暑中コンクリ-トについてお話します。
日平均気温が25℃を超えることが予想されるときは、暑中コンクリ-トとして施工します。
暑中コンクリ-トは設計基準強度に6N/m㎡プラスした値になります。
気温が高いとコンクリ-ト温度も高くなり、運搬中のスランプ低下、連行空気量の減少、表面水分の急激な蒸発によるひび割れ発生の危険が増します。このため打ち込み時および打ち込み直後において、できるだけコンクリ-トの温度が低くなるように材料の取り扱い、攪拌、現場内運搬、打ち込み、養生等について特別の配慮が必要となります。
運搬中はコンクリ-トが乾燥したり、熱せられたりすることの少ない方法にによらなければならない。ポンプ圧送する場合は、配管を湿らせた布で覆うなどにより管の温度が高くならないようにする。
型枠、鉄筋等が直射日光を受けて高温になるおそれのある場合は、散水や覆い等の適切な処置を施す、また、型枠から吸水するおそれのある部分を湿潤にしてからコンクリ-トを打ち込む。
コンクリ-トを練り混ぜ始めてから打ち終わるまでの時間は、90分以内を原則とする。遅延型AE減水剤を用いる場合でも同様とする。打ち込み時のコンクリ-ト温度は35℃以下でなければならない。それ以下であればコンクリ-トの品質への影響は少ない。
暑中に打ち込まれたコンクリ-トの表面は、直射日光や風により乾燥して、ひび割れを生じやすい。コンクリ-ト打ち込み終了後、速やかに散水及び養生マット等で養生を開始する。
木製型枠のようにせき板沿いに乾燥が生じるおそれがある場合は、型枠も湿潤状態に保つ。コンクリ-トの打ち込み後、硬化が進んでいない時点で、ひび割れの発生が認められた場合、直ちに再振動締め固めやタンピングを行い、これを除去する。
以上 建築部の仲里でした。