新中部協同病院新築工事 – 株式会社東恩納組

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2019年10月28日建築部

新中部協同病院新築工事

皆さんこんにちは! 建築部 玉城(タマシロ)です。

ブログもまだ二回目ということで慣れない部分もありますが、これからもっと見やすくできるよう工夫していきたいと思います。

 

さて、今回のテーマですが土間コンクリートの打設作業の際に【ハケ引き】を職人さんに教えていただきましたのでそのことについてご紹介していきたいと思います。

ハケ引きとは何か?となりますよね?

コンクリートの仕上げといえば「金鏝仕上げ」「木鏝仕上げ」が出てくると思います。

それと同じでハケ引きとはコンクリート仕上げの一種で、金鏝で仕上げたコンクリートが少し乾いた状態のときに箒で掃いたようなはけめを付ける仕上げになります。

ちなみに金鏝仕上げはこれです。

上に比べると、横に線が入ってないのがわかりますよね?

ザラザラにしたらダメなんじゃないの?と思いがちですが、これにはちゃんと意味があります。

いい点として

・雨の日などで滑ることがなくなる(小さな溝が滑り止めの役割をする)
・仕上げの際のムラが出にくい

悪い点として

・ゴミ、埃、土などがたまりやすい(小さな溝に引っかかってしまう)

 

ただ坂道やスロープなどでは、安全性を考えるとこういったものがあると安心感が増しますね。

 

ハケ引きも2つの工法がありまして

1つはコンクリート打設時に、そのままハケ引きを行う1発仕上げ、もう一つは土間コンクリートの上にモルタルを打設しその際に・・という方法ですね。

一発仕上げの方は、そのまま行う為に表面の剥がれなどが起きにくい反面、時間に迫られたりともちろんデメリットもあります。
モルタルの方もよりきれいな仕上げ、施工時の管理も楽になる反面工程が増える等悪い点もあるのでここは難しいと思います。

 

ちなみにハケ引きですが、施工費用の安さから駐車場などの広い面積の時に施工されることが多いみたいです。

と、こういった風に現場で新しい事等を学びつつ力にしていきますので、よろしくお願いします!

以上、建築部 玉城でした。